【茨城県北】公共交通機関+徒歩のみで神玉巡拝【前編】

【茨城県北】公共交通機関+徒歩のみで神玉巡拝【前編】

3月16日の地震の影響で計画していたことが頓挫したり、気になったお店が営業していなかったり、前回の記事のような目にも遭ったり、なんだか最近タイミングが良くない。
ちょっと運気が落ちているのかも?
そういえば茨城県日立市に御岩神社というパワースポットがあったっけ。
参拝ついでに他に面白そうなことは無いかな?と調べたところ、神玉巡拝なる企画を知りました。
今回、2日かけて公共交通機関と徒歩で神玉巡拝をしてみました。

神玉巡拝って何?

「かみたまじゅんぱい」と読みます。
2020年の元旦から始まった新しい試みで特定の神社で頒布される「神玉」を集める企画です。
茨城県北部の神社の神職の方たちが考案したものだそうです。
詳しくは艫神社の公式HP内に記載されています。

参加神社は北部から以下の通り

  • 花園神社(茨城県北茨城市華川町花園 567)
  • 佐波波地祇神社(茨城県北茨城市大津町 1532)
  • 神岡稲荷神社(茨城県北茨城市関南町神岡上 594)
  • 高萩八幡宮(茨城県高萩市大字安良川 1180)
  • 艫神社(茨城県日立市十王町友部東 4-1-2)
  • 神峰神社(茨城県日立市宮田町 5-1-1)
  • 助川鹿島神社(茨城県日立市鹿島町 2-4-4)
  • 大久保鹿島神社(茨城県日立市大久保町 2-2-11)
  • 泉神社(茨城県日立市水木町 2-22-1 )
  • 大甕神社(茨城県日立市大みか町 6-16-1)

現在は10社が参加しておりますが、当初は7社だったため「茨城県北のドラゴンボール」とも。
車移動であれば1日で全て回ることができます。

「神玉」の初穂料は500円。
それぞれ頒布する神社の名前と社紋などのデザインが施されています。
(※木製ですが流石に御神木などではありません。)
しかし御朱印とは異なり御守りの扱いなのでご利益が期待できるかも。

ちなみにこの茨城県の神玉巡拝を参考に札幌でも同年12月より始まったそうです。
2022年9月:札幌巡拝してきました!

 

一日目(日立駅・大甕駅)

日立駅からスタート。
最初に御岩神社へ行く予定でしたが、朝のバスに間に合わず。
まず徒歩で助川鹿島神社、神峰神社へ行くことにしました。

 

助川鹿島神社

 

日立駅から歩いて18分ほどにある助川鹿島神社。
大きな通りに面しているため分かりやすい場所にあります。

 

 

助川鹿島神社には公式HPがあります。
御祭神は武甕槌大神。

朝はまだ人がおらず、落ち着いて参拝することができました。
本殿の右側に社務所があり、一つ目の神玉を授かりました。

初めての神玉なので、こちらで紐も購入しました。
お色は赤で、神社によって異なります。
300円でしたが、他の神社では神玉とセットで700円だったり。

 

神峰神社

 

助川鹿島神社を出て、大通りを歩きます。
日立市役所前を通り、下り坂、上り坂になり、運動不足の体に堪える頃、2社目の神峰神社が見えてきました。
階段を登ったところに社殿があります。

 

 

神峰神社の公式HPはこちら
御祭神は伊弉諾尊、伊邪那美命、熊野櫲樟日命(くまのくすひのみこと)。

参拝後、本殿の左手に社務所があり、二つ目の神玉を授かりました。
ちなみにこちらで頂ける紐は緑色でした。
神峰神社の側には公園や遊園地もあるため家族連れにも人気のスポット。

また神峰神社の近くには日立駅から出ているバス停もあります。
停留所は「神峰公園口」。
御岩神社へ行くバスもここを経由します。
※このバスではICカードは使えず現金のみの支払いになります。

 

御岩神社

神峰神社から一旦神玉巡拝を外れて当初の目的の御岩神社へ行きました。
待ち時間が長すぎたので「大雄院事務所前」というバス停まで歩いてしまいました。
ちなみに「日立駅」から「御岩神社前」までは560円ですが、「大雄院事務所前」から乗ると360円でした。(相当歩いたのに200円しか変わらなかった。)

 

 

休日だったこともあり、観光客で賑わっていました。
御岩神社は関東でも有数の最強パワースポットで、宇宙から光が見えたとか何とか。
真偽はともかく山の中にあるので清浄な空気に満たされた気持ちの良い神社です。
参拝後、帰りは御岩神社から日立駅行きのバスに乗りました。

実は以前にも訪れたことがあり、その時は山頂まで登りました。
その時の写真はこちら。

 


かなり大変だったので当時のメモ書きには「まぁ一度登ればいいか」。。

下山時、山頂付近でカップルとすれ違いましたが、女の子がヒールのある靴だったのを覚えています。
降りる時大丈夫だったんだろうか。

 

泉神社

 

日立駅から大甕駅へ移動。
大甕駅から徒歩で行ける神社は2社あります。
まず最初に泉神社へ。
泉神社は社務所が15時までと早く終ってしまいます。

駅から住宅街を抜けると生い茂る木々が見えてきます。
泉神社の名前の通り、こんこんと湧き出る美しい泉が敷地内にあります。
まるで奇跡のよう。

泉神社の公式HPはこちら
御祭神は天速玉姫命(あまのはやたまひめのみこと)。
泉には厳島神社が建てられ、市杵島比売命(弁財天)が祀られています。

 

 

社務所で三つ目の神玉を授かりました。
御守りも色々ありますが、珍しいのが200円でできる水みくじ。
水に濡らすと文字が浮き出ます。
泉の下流の方に浸す場所があるので興味のある人は試してみては。
濡れたおみくじは持ち帰りにくいので、内容を写メして指定の場所に置いて帰りましょう。

敷地の外、道を挟んで「イトヨの里 泉が森公園」があります。
こちらはきれいな水でしか生きられない希少な魚イトヨ(糸魚)の生息地になっています。
親子連れが多く見られ、地元の人たちに親しまれている場所のようでした。

 

大甕神社

 

泉神社から大甕神社へは線路を越えて行きます。
上り坂が多いです。
神社自体も高い場所にあるので、無理のないペースで歩きましょう。

大甕神社の公式HPはこちら
御祭神は織物の神、倭文神武葉槌命(しとりがみ たけはづちのみこと)星神である甕星香々背男(みかぼしかかせお)。

男女の神々ですが、他にはない伝説をもつ神社です。

 

 

本殿へは岩山を登っていくので、ちょっとした達成感を感じます。
また境内には京都の安井金毘羅宮の縁切り縁結び碑のような石もあります。
くぐって悪しき縁を断ち切りましょう。

 

 

また、境内には東天紅という天然記念物の鳥が飼育されています。
社務所で四つ目の神玉を授かっている時、放し飼いの東天紅が近くにやってきました。
人に慣れているのでじっくり観察できます。

 

 

一日目を終えて

この日を終えた時点で、実は神玉を本格的に集めようとは思っていませんでした。
ですが元の予定も無くなったしJR乗り放題のチケットもまだ使えます。
思い切って他の神社も巡ってみようという気持ちに変わっていきました。

二日目に続きます。