昨年初めて訪れた金華山。
この離島で過ごした時間、厳かで神秘的な年越しは初めての体験でした。
昨年訪れた記事はこちら
今回も再び黄金山神社で年越しに訪れました。
三年連続お参りすれば、一生お金に不自由しまい
公式HP:金華山黄金山神社
金華山黄金山神社のご利益は金運。
殊に「三年連続お参りすれば、一生お金に不自由しまい」と言われています。
フェリーに乗って行かなければならないため地元の人でもなければなかなか訪れにくい場所。
年またぎで参拝すれば一度に2年参拝したことになります。
私は前回も年越しを金華山で過ごしました。
なので残り1回は2024年中であればいつでも行ければ良かったのですが、年越しは特別な時間。
また金華山で過ごしたいな、と思いました。
金華山行きのフェリー
金華山へは女川港または鮎川港から、以下のフェリー会社さんを利用します。
前回も利用した潮プランニングさんで申し込みました。
2ヶ月前から予約開始なので、11月1日に電話を入れました。
料金は往復で3,500円。
現地支払いで現金の他キャッシュレス決済サービスも利用できます。
万が一欠航になる場合はHPに掲載されるので、直前にもチェックしましょう。
今回の便は「二年参り便」。
往路は22時出発、復路は翌日2時発の便です。
当日は20時から受付窓口が開きます。
女川港近くのホテルに宿泊
前回は金華山にある「参集殿」という宿泊施設を利用しました。
他の参籠者とも交流ができて楽しかったのですが、どうしてもお風呂は気を遣ってしまい落ち着かず。
なので今回は一般のホテルを利用することにしました。
女川駅近くにある、「ホテル エルファロ」。
トレーラーハウス群のお洒落な宿泊施設です。
予約の受け付けは半年前から可能。
特に大晦日の日は満室になるので早めの予約がオススメ。
トレーラーハウスは初体験。
部屋に入ると既に暖房が効いており、とても快適に過ごすことができました。
※同じく女川駅近くの民宿更和さんにも問い合わせましたが、年末年始は休業とのこと。
食事について
「ホテル エルファロ」では通常、夕食や朝食をつけることができます。
しかし大晦日は外注のお弁当屋さんがお休みのため、利用することができません。
外食をするか、食料の調達をしなければいけません。
ただし大晦日なので外食できるお店も限られます。
ちょっと周辺を歩いてみたところ、利用できそうなお店はピザ屋さんとラーメン屋さんの2店舗が見つかりました。
※2023年の情報なのでご注意ください。
食料を調達する場合、スーパーおんまえやと、ファミリーマートがあります。
おんまえやは口コミが好評なので訪れてみたのですが、大晦日ということもあって当然お弁当は売り切れ、野菜なども品薄になっていました。
3~4人前くらいのお寿司の盛り合わせは残っていましたが。
とりあえず残っていたお好み焼きを買ってみましたが、その後に寄ったファミマのほうがお弁当が充実していました。
なので食料調達するなら以下がオススメです。
- 1~2人分:ファミマ
- 3人分~ :おんまえや
※おんまえやは閉店時間が17時なので、早めに行きましょう。
ホテルでは食堂に電子レンジがありますので使わせてもらいました。
金華山へ上陸
フェリーは21時45分から乗船を開始します。
真っ暗闇の中を、金華山に向かいます。
この日は少し雨が降っていましたが、波は穏やかだったようで揺れは気になりませんでした。
船着き場に到着すると、2台の乗用車が待っていました。
上陸者たちを神社まで送迎してくれます。
金華山は「あたりまえのものが無い場所」。
船着き場から神社までの道に電灯はありません。
自力で向かう方は、懐中電灯は必須。
しかも坂道のためハードな道のり。
慣れない方は送迎車を利用しましょう。
ご祈祷受付
昇殿参拝は、ご祈祷を申し込まないとできません。
料金は5,000円、10,000円、30,000円、50,000円。
料金によってご神符(板神符)の大きさが変わります。
※ただし5,000円でも結構大きいです。
前回同様、5,000円で申込みしました。
その際、ご神符を神社で預かってもらえないかと聞いたところ、可能とのことでした。
1年間預かってもらい、翌年にお焚き上げしてもらえるとのことです。
自宅で御札をお祀りできる場所が無い場合は、預かってもらいましょう。
受付が済んだら、開始まで時間があります。
2023年のうちに拝殿へ向かい、一年のお礼参りを済ませました。
鐘楼では参拝者が鐘をついていました。
去年、「鐘がつけるのは今年で最後」と聞きましたが、そんなことはなかったようです。
境内には他にも神様が祀られていますが、暗いので無理しない方が良いです。
待合室の方へ上がると、お土産やお守りの授与所があります。
滅多に来られる場所ではないので、気になるものがあったら購入しましょう。
私は財布に入れる小判のお守り「巳成金(みなるかね)」と、「ゆびわ守」を選びました。
授与品リスト
正月限定品を除いた金華山黄金山神社の授与品を載せておきます。
金華山はなかなか行くことが難しい場所ですが、お守りは郵送で送ってもらうことができます。
HPに載っていないものもあるので、参考にしてみてください。
※2024年元旦時点。
- 健康長寿亀守 800円
- 足腰健康御守 800円
- 登拝成就御守 800円
- 良縁結守 800円
- 身代守(赤・紫) 500円
- 厄払守(赤・紫) 500円
- 錦守 300円
- 袋守 (赤・黒)700円
- 子宝・安産御守 1,500円
- 還暦厄祓守 1,500円
- 龍神仕事守 800円
- 巳(身)代り守 800円
- 鈴守 800円
- 小判守 800円
- 金運巾着 700円
- 小槌守(赤・紫) 700円
- 巳成金 300円
- ゆびわ守 1,000円
- 金の成る木 1,000円
- 水琴金運守 1,200円
- 勾玉弁財天守 1,200円
- 龍神水晶守 1,200円
- 男の子・女の子守(2種) 700円
- 学業守(2種) 700円
- 合格守(2種) 700円
- 灰入りちりめん交通安全守(3種) 1,000円
- 錦ミニ守(2種) 700円
- 菊花守 1,000円
- ステッカー守 800円
大護摩祈祷(歳旦祭)
0時からは祈祷殿にて大護摩祈祷が執り行われます。
開始10分くらいから人が集まりだします。
同じフェリーで来た人たち、参籠者、総勢100名くらいいたのかもしれません。
祈祷殿の中央にはストーブも置かれていますが、今年はそれほど寒くありませんでした。
大きな太鼓が鳴り、神職の方々が入場されます。
祝詞を唱えている最中、参列者は座ったまま頭を下げ続けます。
これが結構長いので足がしびれてしまいます。
正座に慣れていない人は座り方を工夫しましょう。
※足の悪い人は、正式な作法ではありませんが後ろの方で椅子を使うことも可能です。
今回分かったのですが、終盤に行う玉串奉奠はどうやら参籠者のみが行えるようです。
大護摩祈祷が終わると、本殿へ昇殿参拝をすることができます。
儀式中の撮影等は禁止
儀式のはじまり、周囲の様子を伺っていると、前方の中央あたりにタブレットで撮影をしようとしている年配の男性がいました。
どう見ても許可を得ている様子ではありません。
その男性は後ろの方に注意をされて止めたようでしたが、ヒヤヒヤしました。
御祈祷での記念品
御本殿の参拝が終了すると、帰り道でご神符を受け取ります。
ご祈祷で授かれるものは、ご神符だけではありません。
5,000円の場合は記念品として御守、不織布の開運干支財布、御神筆(HBの鉛筆)をいただけます。
(金額によっては内容が違うかもしれません。)
私は今回、ご神符は神社に預かってもらうので、記念品のみいただきました。
開運干支財布は龍とザクザクの小判がめでたいですね。
おわりに
元旦2時発のフェリーで、金華山を後にしました。
ホテルに戻ったのは丁度3時頃。
1年振りの金華山でしたが、去年の記憶がまだ鮮明に残っていたため「もう1年経ったんだ・・・」という複雑な気持ちになりました。
フェリーでしかたどり着けない場所ですが、今度は別の時期に訪れたいと思います。
余談ですが3,000円分の年末ジャンボ宝くじを購入してました。
帰宅後に確認したところ3,300円当選してました。