【群馬】公共交通機関+徒歩で神玉巡拝【2日間】

【群馬】公共交通機関+徒歩で神玉巡拝【2日間】

神玉巡拝について調べていると、群馬でも始まったことを知りました。
徐々に神玉エリアが現れて、計画を立てるのが楽しい。

しかし群馬の神社を車無しで全て巡るのは、なかなか難しいことが分かりました。
それでも「これなら行けるのでは!」と調べてみたので紹介します。

この記事では、2日に分けて巡った記録を紹介します。
※諸事情により2日目は計画のみ記載します。
実際には車で回りました。

群馬エリアの神玉巡拝について

群馬エリアの神玉巡拝は、2022年7月から始まりました。
参画している神社は7社。
各神社では「神玉」と呼ばれる木製の玉を500円で授かることができます。
「神玉」にはそれぞれの神社名と社紋または神社に関係する図柄が描かれています。

神玉には穴が空いているので、集めて紐に通したり、ゴムを通してブレスレットのように手首に巻いてもOK。
別途販売している専用ケースに収めて飾るのも良し。
また、全て集められなくても全く問題ありません。

(以下引用:チラシ表面のみ)

 

群馬エリアの対象神社は広範囲に点在

群馬での神玉集めは、なかなか一筋縄ではいきません。
神社同士が離れており、回る順番はかなり悩みました。
鉄道を使う際は、18きっぷや北海道・東日本パスなどの乗り放題きっぷを利用したほうが良さそう。

この記事では、私が巡拝した順に神社を紹介していきます。
※2日目は計画のみの記載。

 

1日目

3月上旬の群馬。
1日目は比較的アクセスの良い神社を巡りました。
晴天に恵まれてはいるけど、からっ風が容赦ない。
防寒対策したつもりでしたが、もっと厚手の肌着を着てこれば良かったと後悔。

 

貴船神社(きふねじんじゃ)

  • 御祭神:高龗(たかおかみ)神、 大山祇(おおやまづみ)神、 大穴牟遅(おおなむち)神
  • 住所:群馬県みどり市大間々町塩原785
  • 最寄り駅:わたらせ渓谷鉄道 上神梅駅(徒歩約15分)
  • 社務所時間:9時-16時
  • 公式サイト:ホームページ

JR桐生駅から、わたらせ渓谷線に乗り換えます。
わたらせ渓谷線は交通系ICカードを使うことができません。
私は一度JRの改札を出て上神梅駅までの切符を購入してから再び改札を通りましたが、当然車内でも購入できます。

 

 

強風のせいか電車が少し遅れており、9:24到着予定が5分くらい遅れました。

上神梅駅は無人駅ですが、1912年に開業した歴史ある駅。
登録有形文化財にも登録されました。

 

 

遅れを取り戻そうとスタスタ進みます。
けれど途中に見られる渡良瀬川の美しさはしっかり目に焼き付けます。

 

 

貴船神社へは徒歩18分と表示されていましたが、実際には13分くらいで到着できました。

天狗い深い縁のある神社。
社務所は本殿に向かって右手にあります。
沢山お守りがありましたが、交通安全のお守りが充実していました。

 

 

無事、神玉を授かりました。

 

 

再び上神梅駅に戻り10:17発の桐生行きに乗車。
桐生からJR両毛線・高崎行に乗り換え、伊勢崎へ向かいます。

 

伊勢崎神社(いせさきじんじゃ)

  • 御祭神:保食神(うけもちのかみ)
  • 住所:群馬県伊勢崎市本町21-1
  • 最寄り駅:JR/東武鉄道、伊勢崎駅(徒歩12分)
  • 社務所時間:4月-9月:9時~17時、10月-3月:9時~16時半
  • 公式サイト:ホームページ

JR伊勢崎駅には11:40到着。
駅からは、まっすぐ歩いていきます。


 

強風に吹き飛ばされながら徒歩12分ほどで到着できました。
街中にありながらも静かな神社。
天候のせいか参拝客もまばらでした。

 

 

神玉は本殿右手にある社務所で授かりました。
伊勢崎神社は飛行機とも縁深く神玉の図案となっています。
また、こちらでは伊勢崎銘仙のお守り袋でオリジナルお守りも作成できます。

次の神社へは再び伊勢崎駅に戻り、12:20発で前橋駅へ向かいます。

 

前橋東照宮(まえばしとうしょうぐう)

  • 御祭神:徳川家康公(とくがわいえやすこう)、木花開耶姫(このはなさくやひめ)、菅原道真公(すがわらのみちざねこう)、長壁様(おさかべさま)
  • 住所:群馬県前橋市大手町3-13-19
  • 最寄り駅:前橋駅・新前橋駅(徒歩30分)
  • 社務所時間:9時-17時
  • 公式サイト:ホームページ

 

前橋駅から徒歩で向かいました。
駅から少し離れているので、道順を確かめながら向かいます。
ここでも強風が収まらない。
やっとの思いでたどり着きました。

 

 

小さなお社を建物で囲ったような神社です。
非常に手入れが行き届いています。

社務所も、とっても現代的。
こちらで神玉を授かることができました。
建物内には椅子があり、ウォーターサーバーもあるので一息つくことができます。

また、大手町カフェという喫茶店も併設されているので、少し遅いランチを取るのも良いですね。

 

 

再び30分ほど歩いて前橋駅に戻ります。
14:35発のJR両毛線・高崎行に乗車。
新前橋駅でJR上越線・水上行に乗り換え、沼田駅へ向かいます。

 

榛名神社(はるなじんじゃ

  • 御祭神:埴山姫命(はにやまひめのみこと)、倭建命(やまとたけるのみこと)、菅原道真命(すがわらみちざねのみこと)、建御名方命(たけみなかたのみこと)
  • 住所:群馬県沼田市榛名町2851
  • 最寄り駅:JR上越線沼田駅(徒歩10分)
  • 社務所時間:9時半-17時(平日の仏滅はお休み)
  • 公式サイト:ホームページ

 

JR沼田駅に到着したのは15:26頃。
東口から10分前後で榛名神社に到着しました。
住宅地の中にある、木々に囲まれた静かな神社。
境内には雪が残っていました。

 

 

社務所は本殿左手の建物内にあります。
中に入るとフィギュアが沢山飾ってあったり、ケージに猫が入っていたり、何とも不思議な空間でした。
無事、1日目最後の神玉を授かることができました。

 

 

神玉をよく見たら榛名神社の「榛」の字が欠けてしまってました…。
神玉を選ぶ際にはしっかり確認した方が良いです。

沼田駅に戻り、16:10発のJR上越線・高崎行に乗車し一日を終えました。

 

2日目

2日目は残りの3社へ。
中之嶽神社、進雄神社、富士浅間神社を巡るため改めて経路を確認。
しかし家族に行き先を伝えると、妙義山を見たいから一緒に行きたいと言われ。
しかも車じゃないとダメとのことで、2日目は計画倒れになってしまいました。

残り3社は計画したルートと現地写真のみ掲載することになりました。
参考としてください。

中之嶽神社(なかのたけじんじゃ)

  • 御祭神:日本武尊(やまとたけるのみこと)、大國主大神(おおくにぬしのおおかみ)、外十六柱
  • 住所:群馬県甘楽郡下仁田町大字小坂1248
  • 最寄り駅:上信電鉄下仁田駅からコミュニティバスで[四ツ家上](徒歩1時間9分)
  • 社務所時間:9時-17時
  • 公式サイト:ホームページ

中之嶽神社は神玉巡拝の難所。
ここをどう攻略するか、かなりGoogleMAPとにらめっこしました。
実際の最寄り駅はJR松井田駅になるのですが、そこから徒歩は現実的ではない。
レンタサイクルも無さそう。
しかし更に調べてみるとバス停が見つかり、希望が見えてきました。

JR高崎駅から上信電鉄に乗り換えます。
下仁田駅までの運賃は1,130円。
8:42下仁田駅着後、8:57発の中之浜線コミュニティバスに乗ります。
コミュニティバスは土日しか走らず、運賃は200円だそうです。

9:20着、終点「四ツ家上」で下車します。
終点より先には民家はほとんどなく、ひたすら上り坂を登っていきます。

 

 

※実際には車で登ったのですが、地図の通り急カーブが多いです。
すれ違う車はほとんどなく、歩いている人も見ませんでした。
徒歩で向かう際には、歩道は整備されていませんので、十分ご注意ください。
足腰の強い人でないと厳しいルートです。

中之嶽神社の手前に駐車場があります。
多くの車やバイクが止まっていました。
駐車場からは中之嶽神社の大黒様と妙義山が見えます。
この日はやや曇り空。

 

 

中之嶽神社へ行くには、一度地下道を通ります。
ガードレールを越えて行くのは危険です。

 

 

体力に自信のある方は、更に石段を登ってみるのも。

 

 

境内には飲食店もあるので、歩き疲れた体を休めるのにもってこいです。

再びバス停へ戻る場合は、下り坂なので少し早く到着できると思います。
バス停「四ツ家上」発12:28に間に合うように動きましょう。
12:52に下仁田駅に到着します。
下仁田駅13:04発に乗車し、次の目的地のある高崎駅まで戻ります。

 


神玉には中之嶽神社のシンボル、日本一の大黒様が描かれています。

 

進雄神社(すさのおじんじゃ)

  • 御祭神:速須佐之男命(すさのおのみこと)、稲田姫命(いなだひめのみこと)、他24神
  • 住所:群馬県高崎市柴崎町801
  • 最寄り駅:JR高崎駅から徒歩46分
  • 社務所時間:9-17時
  • 公式サイト:ホームページ

高崎駅着が14:07。
ここから46分ほど歩きます。
中之嶽神社まで歩いた疲労感が残っていると思いますが、こちらは街中にある神社なので平坦な道となっています。
歩道もあるので安心。

 

大通りから少し中に入った場所にあり静かな神社。
それでも参拝客が結構いました。

 

 

境内には最近流行りのアートが見られました。

 

 

社務所は左手にあります。
こちらで無事、神玉をいただきました。

 

 

神玉には白いクジャクが描かれています。
こちらの神社には白いクジャクがいるそうですが、神社公式サイトに載っておらず(見逃してた?)、見はぐってしまいました。
後から他サイトで知り、とても残念でした。
これから行かれる方は事前によく調べてみてください。

次の目的地へは、ここからJR倉賀野駅へ向かいます。
32分ほど歩きます。
倉賀野駅からJR八高線15:55発高麗川行で群馬藤岡駅へ向かいます。

 

 

富士浅間神社(ふじせんげんじんじゃ)

  • 御祭神:木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
  • 住所:群馬県藤岡市藤岡1152
  • 最寄り駅:JR群馬藤岡駅下車、徒歩14分
  • 社務所時間:9:30~11:30、13:30~17:00(月曜休)
  • 公式サイト:ホームページ

群馬藤岡駅16:04着で最後の1社へ向かいます。

 

 

この頃になるともうヘトヘトかもしれませんが、社務所の時間に間に合います。
立派な一本松が出迎えてくれますよ。

 

 

名前の通り富士山にゆかりのある神社ですが、地元の住民に大切にされているような雰囲気でした。
駐車場も広く、初詣の日には参拝客が多そうです。

社務所で神玉を授かることができました。
富士山と桜と一本松の図案です。

 

 

神玉巡拝を終えて

全部集まりました。
ちなみに上州エリアの神玉巡拝では、神紐の頒布はありません。
ケースのみ扱っています。
紐に通したい場合は自身で調達しましょう。

 

 

上州の神玉巡拝でした。
やはりエリアが広く、特に2日目は体力のある人でないと厳しいです。
自信が無い場合は無理せず、3日以上で計画を立てる方が良いです。
時にはタクシーを使ったり、誰かに頼ったりしてもいいかもしれません。