【名古屋】シェアサイクルで神玉巡拝【半日で巡る】

お出かけ

8月上旬、名古屋市内の神玉巡拝に行ってきました。
名古屋の街中なので、コンパクトにまとまっていそう。
公共交通機関でも回れますが、より行動の自由度の高い自転車を使うことにしました。

名古屋市内の神玉巡拝について

名古屋エリアの神玉巡拝は、2025年4月から始まりました。
参画している神社は7社。
各神社では「神玉」と呼ばれる木製の玉を500円で授かることができます。
「神玉」にはそれぞれの神社名と社紋または神社に関係する図柄が描かれています。

神玉には穴が空いているので、各神社で頒布されている神紐(300円)に通したり、ゴムを通してブレスレットのように手首に巻いてもOK。
この神玉一つ一つがお守りともなります。

紙のチラシは上野天満宮や伊奴神社で配布されていました。


 

名古屋エリアの対象神社は市内

名古屋での神玉頒布神社は市内に収まっています。
ただ地図を見ると少し離れた場所に対象神社があったりします。
地元の人にとって生活圏から離れた神社もあるかもしれません。

基本的にはチラシの番号順に回るとスムーズかと思います。

今回、午前中は長久手のモリコロパークに寄っていたため、チラシとは逆走ルートで巡ることになりました。

自転車が使えない日は電車と徒歩で1日で回れそうです。
記事の最後に、電車と徒歩で回るパターンの参考ルートを記載しておきます。

 

長久手古戦場からシェアサイクル

シェアサイクルは「カリテコバイク」を利用します。

公式サイト:カリテコバイク

事前にスマホにアプリをインストールしておくと楽です。
アプリからフル充電になっている自転車を判別でき、アプリ上で手続きを行うことができます。

11時頃にリニモの長久手古戦場駅近くにあるサイクルポートへ。
イオンモールの敷地に数台あり、タイヤの状態なども確認して長時間走れそうな自転車を選びました。

電動アシストなので坂道や長時間の運転が楽ですが、不慣れな土地で乗り慣れない自転車を使う訳ですので、適度なスピードで走ります。
暑さの厳しい日だったため信号待ちなどでのこまめな水分補給も必須でした。

 

針名神社(はりなじんじゃ)

  • 御祭神:尾治針名根連命 (おはりはりなねのむらじのみこと)、大巳貴命(おおなむちのみこと)、少彦名神 (すくなひこなのかみ)、応神天皇(おうじんてんのう)
  • 住所:名古屋市天白区天白町大字平針字大根ケ越175
  • 最寄り駅:地下鉄鶴舞線 平針駅(徒歩約15分)
  • 社務所時間:9時-16時
  • 公式サイト:ホームページ

長久手古戦場から地図アプリを確認しながら1時間近く走り、車では困難な少し狭い道を通り、到着は12時頃。
この日は曇りのため日差しは柔らかかったのですが、これだけ走ると汗はしっかりかきます。

1,100年以上の歴史を持つ大きな神社ですが、この時間はほとんど参拝客はいませんでした。
静かに、落ち着いて手を合わせることができました。

こちらの主祭神の尾治針名根連命は初めて知りました。
ざっくり表すと天照大神に連なる神様で、尾張氏の始祖である天火明命の14世孫とのこと。
はるか昔からこの地を守っている氏神様です。

神玉を授かりました。
社務所が午後4時までのため、針名神社を最後に巡る場合は心に留めつつ計画を立てましょう。

 

川原神社(かわはらじんじゃ)

  • 御祭神:日の神(ひのかみ・天照大神)、埴山姫神(はにやまひめのかみ)、罔象女神(みづはのめのかみ)
  • 住所:愛知県名古屋市昭和区川名本町4-4-11
  • 最寄り駅:地下鉄鶴舞線 川名駅(徒歩約6分)
  • 社務所時間:9時-16時
  • 公式サイト:ホームページ

針名神社から走り、13時過ぎに到着。
意外と遠かったです。
走っている途中で「川名」という標識が出てくるので、神社名を勘違いしそうになりました。

こちらの神社も大きく摂社、末社が沢山あります。
真夏の日中、参拝客はほぼいません。


「写真撮影禁止」との張り紙があったので、社務所で神玉を授かる際に確認したところ、商用利用に関して厳しくしているそうで、個人の撮影は問題なしでした。

 

上野天満宮(うえのてんまんぐう)

  • 御祭神:菅原道真公(すがわらのみちざねこう)
  • 住所:愛知県名古屋市千種区赤坂町4-89
  • 最寄り駅:地下鉄名城線 砂田橋駅(徒歩約10分)
  • 社務所時間:9時-17時
  • 公式サイト:ホームページ

川原神社から北上して30分、なだらかな坂道を上り下りして到着。
電動アシストが有難い。

参拝客がちらほら見られました。
本殿は工事中で、神様は晴明社にお引越し中でした。





天満宮なので、お祀りされているのは菅原道真公。
学問の神様です。
受験シーズンには沢山の学生さんで賑わうのでしょう。

おみくじ付き人形の空の人形が
狛犬の周りや境内の至る場所に大量に並べられています。
沢山の人にご利益が期待されていることが伺えます。


社務所は扉付きの建物の中にあります。
エアコンも効いており、奥の部屋では座って休憩する場所や
トイレもあるので、ちょっと一息つくこともできます。

無事、神玉を授かりました。

 

髙牟神社(たかむじんじゃ)

  • 御祭神:高皇産霊神(たかみむすびのかみ)、神皇産霊神(かみむすびのかみ)、応神天皇(おうじんてんのう)
  • 住所:愛知県名古屋市千種区今池1-4-18
  • 最寄り駅:地下鉄東山線 千種駅(徒歩約2~3分)
  • 社務所時間:9時-16時半
  • 公式サイト:ホームページ

14時20分頃に到着。
街中でありながら比較的静かな場所にありました。
「古井の八幡」という通り名があり、御祭神の応神天皇に由来するようです。

夏越しの大祓の茅輪が設置されていました。
手順に従ってくぐり、参拝。

社務所は右手にあり、神玉を授かることができました。

 

若宮八幡社(わかみやはちまんしゃ)

  • 御祭神:仁徳天皇(にんとくてんのう)、応神天皇(おうじんてんのう)、武内宿禰命(たけうちのすくねのみこと)
  • 住所:愛知県名古屋市中区栄3-35-30
  • 最寄り駅:地下鉄鶴舞線 大須観音駅(徒歩約7分)・地下鉄名城線 矢場町駅(徒歩約5分)
  • 社務所時間:9時-17時
  • 公式サイト:ホームページ

14時50分頃到着。
名古屋総鎮守。
街のど真ん中にも関わらず木々に囲まれた気持ちの良い神社でした。
子ども連れ、老夫婦、外国人も見られ観光地としても有名な場所のようです。
近くには美術館や科学館もあります。

手水舎はにぎやか。
子ども用にヨーヨーの無料配布もありました。

本殿の手前には二匹の蛇が絡まった木彫りの像がありました。
何とも不思議です。

やけに縁起が良さそう。
スマホの壁紙にしたら良いことあるかな?

他にも木彫りの像がありました。
干支の像ですね。
去年、その前の年に設置されていたのでしょうか。

境内には稲荷神社や針塚などもあり、目的に応じて祈願することができます。




神玉も無事に授かりました。

愛知縣護國神社(あいちけんごこくじんじゃ)

  • 御祭神:護國の神霊(愛知県ゆかりの御英霊)
  • 住所:愛知県名古屋市中区三の丸1-7-3
  • 最寄り駅:地下鉄名城線 名古屋城駅(徒歩約7分)・地下鉄鶴舞線 丸の内駅(徒歩約10分)
  • 社務所時間:9-16時
  • 公式サイト:ホームページ

若宮八幡社から、やたら信号に引っかかりました。
少し日差しが柔らかくなった15時20分頃に到着。

名古屋城の近くにある神社。
護国神社は戦争で亡くなった英霊をお祀りしています。

参拝客は1、2人ほど。
普段は静かな境内ですが、きっと正月や終戦記念日など祭事がある日には多くの人が訪れるのでしょう。

神社を後にし、名古屋城の側を走りました。
時間があれば覗いてみたかったです。
観光客楽しそうでした。

 

伊奴神社(いぬじんじゃ)

  • 御祭神:素盞嗚尊(すさのおのみこと)、大年神(おおとしのかみ)、伊奴姫神(いぬひめのかみ)
  • 住所:愛知県名古屋市西区稲生町2-12
  • 最寄り駅:地下鉄鶴舞線 庄内通駅(徒歩約10分)
  • 社務所時間:平日9-16時、土日祝9-16時半
  • 公式サイト:ホームページ

最後の7社目は午後4時過ぎに到着。
住宅地の中にありますが、参拝客が多く外国人の姿もありました。

伊奴(いぬ)神社との名の通り、境内には犬の像が祀られています。
お守りにも犬の絵があしらわれている物が多くあり、ワンコ好きにはたまりません。



御祭神の伊奴姫神のご神徳と、また犬には安産のご利益があるとされ、境内には妊婦さんの姿も見られました。

犬だけではありません。
龍神や稲荷神、天狗も祀られているようです。
にぎやかで楽しいですね。



伊奴神社の社務所は16時半に閉まってしまうので、何とか間に合いました。

 

神玉巡拝を終えて

シェアサイクルは庄内通駅近くのコメダ珈琲のサイクルポートに返却。
走行距離は31.9km、消費カロリー約877kcal。
消費カロリーはうな重一人前分だそうです。

名古屋市内なのでコンパクトにまとまっているかと思ったら、広島エリアより巡る数が少ないにも関わらず神社間の距離が長かったです。
また、繁華街の道は信号が多くスムーズに走れず、ガタガタと走り心地が悪い道もありました。

今回はお昼スタート、最後の伊奴神社の社務所が午後4時半までだったため、休憩を取らずに走り続けました。一番最初の針名神社から最後の伊奴神社まで、休みなく巡っておよそ4時間、長久手古戦場から測ると5時間。
普段運動不足気味のため、ここまで走り通す機会がなく最後の方で足を痛めてしまいました。
(自転車を返却して、駅の階段を降りる時にびっこを引いてしまいました。帰宅後、湿布を貼って寝たら翌日には回復しましたが。)

自転車で巡る場合、1日かけるくらいのスケジュールでランチタイムを設けるなど時々休みをとることをオススメします。

集めた神玉を並べてみました。
神紐は若宮八幡社で頂いた薄紫。

訪問神社順に神玉を神紐に通してみました。


 

自転車が使えない場合の神玉巡拝のルートはこちら。
こちらはチラシの順番です。

  1. 伊奴神社
    ↓徒歩10分
    庄内通駅
    ↓地下鉄鶴舞線 乗車4分
    浅間町駅
    ↓徒歩17分
  2. 愛知縣護国神社
    ↓徒歩17分
    浅間町駅
    ↓地下鉄鶴舞線 乗車8分
    上前津駅
    ↓徒歩14分
  3. 若宮八幡社
    ↓徒歩14分
    上前津駅
    ↓地下鉄鶴舞線 乗車2分
    鶴舞駅(乗り換え)
    ↓地下鉄東山線 乗車3分
    千種駅
    ↓徒歩4分
  4. 高牟神社
    ↓徒歩4分
    千種駅
    ↓地下鉄東山線 乗車7分
    本山駅(乗り換え)
    ↓地下鉄名城線 乗車6分
    砂田橋駅
    ↓徒歩10分
  5. 上野天満宮
    ↓徒歩10分
    砂田橋駅
    ↓地下鉄名城線 乗車14分
    八事駅
    ↓地下鉄鶴舞線 乗車3分
    川名駅
    ↓徒歩6分
  6. 川原神社
    ↓徒歩6分
    川名駅
    ↓地下鉄鶴舞線 乗車12分
    平針駅
    ↓徒歩13分
  7. 針名神社

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