【福島・松林閣】座敷わらしがいる宿に泊まってきた【苦手な人注意・オーブの動画や写真あり】

お出かけ

東北地方で多く聞かれる座敷わらしの伝説。
出会うことができれば幸運が訪れる。
有名なのは岩手の緑風荘ですが、人気が高く、タイミング良く泊まる機会が得られません。
しかし座敷わらしがいると言われている旅館や場所は全国にあります。
2021年12月27日~28日、座敷わらしがいるという旅館、松林閣に一人旅で泊まりました。

割烹旅館 松林閣までの道のり

福島の会津地方、会津坂下にある旅館。
宿泊予約をした際「一人だと送迎を頼めない」というどなたかのコメントを見かけたので、会津坂下駅から歩きました。
※実際には一人でも行き帰りの送迎はしてもらえるそうです。
途中で買い物しつつ下の写真のような景色を一時間くらい。
地吹雪が顔に当たって大変でしたが、非雪国の人間からすれば冬を満喫している気分。
雪を踏み締める感覚が好きです。

 

 

田んぼ道を進んでいき、旅館が近づくと坂道になります。
丘の上に立派な会津建築様式の木造家屋が見えてきます。
雪化粧した風貌は何とも趣がありますね。

 

 

建物自体はそれほど古くなく、確か平成の始まり前後くらいだったような。
受付で「駅から歩いてきた」と言うと若干引かれました。

 

宿泊のお部屋は「姫松」

 

座敷わらしが一番よく出ると言われているのは「吾妻五葉松」、二番目は隣の「蝦夷松」。
私が今回宿泊したのは、同じフロアだけど廊下や階段を挟んだところにある「姫松」。
宿泊予約サイトで「お風呂近くのお部屋」「ボイラー音がする場合があります」と説明書きがあったお部屋です。
扉の向かいに男子トイレがある。。
まあ、何とか予約が取れた状況だったので泊まれるだけ良し、です。

 

食事処で聞いたお話

夕食の際、給仕のお姉さんと座敷わらしの話になりました。
「姫松は!姫松は出ますか?」と聞いたところ、

「部屋に入ってくることは無いですが、廊下やお風呂で気配を感じることはあるようですよ」

とのことでした・・・。
夜中の2時頃など、耳を澄ますと何か聞こえることもあるそう。

座敷わらしのいる宿には不思議な現象としてオーブ(玉響)が見られます。
お姉さんから、こちらの旅館でのオーブの撮影のコツを教わりました。

・写真では写らず、動画撮影で映る
・動画撮影の際はスマホのライトを点ける

ちなみにこちらの旅館の別の売りとして、料理が美味しい!
現に座敷わらしのことを知らずに料理の評判を聞いて訪れる人と半々だそうです。
そのため怖がってしまうお客さんもおり、その辺の気遣いはしているとか。

私は特に写真左側にある会津の郷土料理「こづゆ」がお気に入り。
帰りに会津若松駅のお土産屋でこづゆセットを購入したくらい。
ホタテから出汁を取ります。

 

 

これで料理おしまいと思って戻ったら、まだ蕎麦とデザートが残ってました。
お風呂に入ってお部屋でフェイスパックつけてくつろぎ倒していた頃、内線電話が鳴って。
さきほどのお姉さんがわざわざお部屋へ持ってきてくれました。
フェイスパック姿見られたのは少し恥ずかしかった。
けれど量が多かったので、間を置いて食べられて良かったかも?
コタツの上でテレビを見ながら食べました。

 

 

オーブの動画撮影に成功

時間は夜の11時前。
「これが終わったら寝るか」と、ドリフの番組を流しながら布団に入り部屋を暗くしてました。
ダメもとで天井にスマホのカメラを向けてみたところ、白いものがいくつも飛び交っているのが見えました。
オーブ?ほこり?と思い、紛らわしいので部屋の暖房を切り、再度撮影。
その時の動画がこちらです。

※動画の音声はテレビ(ドリフのドラマ)なので怖いものではありません。

 

 

ドリフにつられて来たのかな?
該当のお部屋以外でもオーブが見られるという情報は見なかったので、嬉しい誤算でした。
(※翌朝、送迎係のお姉さんに聞いたところ最近は「姫松」でも見られるそうです。)

それにしてもこんなにたくさん見えているのに、何枚写真を撮っても全く写りません。
不思議です。

その後2時頃に起きようと目覚ましセットしたのですが、暖房の音が大きくて寝付けず。
ウトウトしつつそのまま2時を迎えてしまいました。
部屋の外を徘徊しようかとも考えましたが、物音立てるのは他の宿泊客にとって紛らわしいかも?
それにもうオーブ撮影できたし良いかー、と思い、そのまま寝ることにしました。

 

その後良いことはあったのか?

帰宅する時のことですが。
私が訪れた日は、ちょうど年末の寒波が話題になり、テレビでも各地の様子が流れていました。
翌日のチェックアウト後、送迎車で会津坂下駅へ着いた時、

「午前中は除雪作業があるから運休だよ」

と駅員さんから言われてしまいました。
ショック。帰りの計画が・・・。
前日は何とか動いていたのですが、ダメだったか。
送迎車に同乗していた宿泊客のお姉さんと一緒に、雪道を歩き少し迷いながら会津若松方面の路線バス乗り場を探し回りました。

会津バス「仲町」バス停の側に観光案内所があったので交通の情報など相談することに。
お忙しいところ職員さん3人が対応してくださり、時間まで暖を取らせてもらいました。
優しさが身に沁みます。

途中まで一緒に行動していたお姉さんとも宿泊時の話などをしたりして。
翌日は仕事だったので無事に帰宅することができて安心しました。
旅先のちょっとしたハプニングも優しい、楽しい思い出になりました。

 

 

年末ジャンボは当たりませんでした。
しかし、今度泊まりたいと思っていた旅館の空室状況が変わっていて予約が取れました。

「吾妻五葉松」のオーブ写真

実は数年前にも松林閣へ訪れており、運よく「吾妻五葉松」へ宿泊することができました。
その時の写真がこちらになります。

 

 

鏡餅が置いてある通り、宿泊したのはお正月明けの成人の日前後。
撮影はデジカメでした。
この時はまだ明るい時間で、到着早々部屋の中でカメラを向けてみたんです。
すると、ものすごーくゆっくり動くオーブが見られて。
スローで降りてくるオーブに思わず片手で受けると、手のひらの上で跳ね返りました。
触れたという感覚は全くありませんでした。

ちょっと不思議な体験。

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