【群馬・生寿苑】座敷わらしがいる宿に泊まってきた②【苦手な人注意・オーブの動画あり】

【群馬・生寿苑】座敷わらしがいる宿に泊まってきた②【苦手な人注意・オーブの動画あり】

先日、群馬の猿ヶ京温泉にある「わらしの宿 生寿苑」に泊まってきました。
この旅館にも古くから座敷わらしの逸話があるといいます。
2022年1月21日~22日、一人旅で泊まった時の記録です。

生寿苑までの道のり

一人旅で電車+バスの移動でした。
前日雪が降り除雪作業が入るため、最寄り駅のJR「後閑駅」までは行かず手前の「沼田駅」までしか通らないとのことでした。
「沼田駅」からは代行バスが出ていました。

「後閑駅」からはバスで約40分、料金は900円。
(交通系ICカードだと891円だったかな?)
本数は都会に比べると多くないので、時刻表要確認。
歩くと多分3時間半くらい。

終点の「猿ヶ京」で下車し、徒歩3分ほどで到着します。

 

 

宿泊のお部屋は「藤壺」

14畳の和室に宿泊しました。
この「藤壺」というお部屋は昭和52年の創業当時からあるお部屋の一つ。
ふっかりした羽毛布団が最初から敷いてありました。

 

 

こたつは掘りごたつで足が楽。
洗面台もあるのが凄く便利、感染症対策にも良いです。
ちなみに各個室にトイレもついています。

 

 

こたつに入りながらストーブも背中に直撃するので、とても暖かいです。
ただし寝る区画には暖房器具が無いので寒いです。
(羽毛布団は暖かいですが顔が寒い。)
特に雪の時期は暖房無しではやっていられないので、ストーブは一晩中点けっぱなしでした。

 

生寿苑の夕食

夕食は「上州麦豚鍋会席」
チェックイン時に聞かれた希望の時間(18:00か18:30)になると黒電話で連絡が入り、食事を持ってきてくれます。
とてもボリュームのあるお食事です。
食べきれる自信が無い。

 

 

お品書きより
※デザートはお品書きと異なりました。

  • 食前酒:自家製キウイフルーツ
  • 前菜:ギンヒカリ手毬寿し、子持鮎甘露煮、金柑百合根、ゆべし、赤城鶏スモーク、紅白なます、うぐいすカステラ博多、鈴最中ふき味噌
  • お造り:大岩魚昆布〆、なまず、寒ブリ
  • 焚合せ:蕪柚子味噌掛け、海老旨煮、竹の子、蕗、手毬麩
  • 焼物:岩魚化粧焼、市松玉子、はじかみ
  • 台の物:上州麦豚鍋 上州麦豚、権太うどん、季節の野菜、とら生麩
  • お食事:鍋の〆雑炊 地元産天日干しコシヒカリ、留椀、香物
  • デザート:りんご、キウイフルーツ、いちご

 

 

イワナも後から参戦。
しっかり塩がついているのでご飯が欲しくなります。

 

 

お鍋の具が無くなると雑炊を作ってくれます。
頃合いを見計らって旅館の人が来てくれます。
本当に美味しいのですが、お腹がはちきれんばかりになって苦しい。
少なくとも、絶対に「物足りない」なんてことにはなりません。

 

 

生寿苑の温泉

猿ヶ京の温泉は無色透明で、泉質は硫酸塩・塩化物温泉。

こちらの旅館には、共同浴場として内湯、露天風呂がある他、貸切風呂の内湯が2か所あります。
こちらは女湯の脱衣所で、洗面台は3つ。
共同浴場内湯の洗い場のシャワーは4つ。

 

 

露天風呂は広くはありませんが、雪の降る中での入浴は格別。
お湯の温度も適温で、外が寒いので結構長く入っていられます。

貸切風呂には洗い場が無いため、共同浴場で洗ってから貸切風呂を利用します。
しかし貸切風呂へ行くには一度廊下へ出るため、着衣しなければなりません。
ちょっとそこが面倒でした。

 

 

貸切風呂「あさひ」は扉を開けると脱衣所があり、さらに扉を開けて浴場へ行きます。
左右に浴槽がありました。

 

 

貸切風呂「ゆうひ」は扉を開けるといきなりお風呂です。
脱衣所と仕切りがありません。
解放感がありますね。

 

 

座敷わらしに関するお話

若女将さんの話では、ネット上では「夕顔」のお部屋が出ると言われ、このお部屋を指定するお客さんもいるそう。
(「藤壺」と同じ並び、ラウンジに近いお部屋です。)
しかし館内の至る所にいるらしく、お風呂などでも体験談を聞くとか。
あまりお部屋にこだわらなくてもよさそうです。

また数日前にラウンジで朝日新聞の取材をオーナーさんが受けた際、レコーダーに楽しげな子供の声が入っていた、ということがあったそうです。
その日の宿泊客に子供はおらず、不思議な話です。

 

 

オーブの動画が撮れました

前回の松林閣の時と同じ要領でビデオ撮影をしたところ、画面にシュッと白いものが通ることがありました。
松林閣ほど沢山ではありませんが嬉しい。

写真にはやっぱり写りません。
昨今のデジタル機器の仕様が影響している気もしています。

 

生寿苑の朝食

里山のあさげ。
希望の時間(8:00か8:30)に黒電話で連絡が入り、お部屋へ持ってきてくれます。
もう、本当に、「どうして」っていうくらい満足の食事です。
昨日の夕食がまだお腹に残っているので完食は無理。

 

 

お品書きより

  • たくみの里 のむヨーグルト
  • サラダ
  • つきよの納豆(ごま塩とネギの薬味)
  • さしみこんにゃく
  • 鮭の香味焼き
  • 昔風味のたまご焼き(だし巻き卵)
  • 蕎麦の実雑炊
  • 天日干し地元産コシヒカリ
  • 蜆の味噌汁
  • 自家製お新香

 

名物の「蕎麦の実雑炊」。
独特の食感で、味付けは少ししょっぱかったかな。
珍しいものが食べられました。

 

生寿苑の感染症対策

このご時世なので、どこの宿泊施設でもあらゆる対策を取っていると思います。
生寿苑では、考えられる出来うる限りのことをしていました。

  1. スリッパが使い捨て
  2. 布団が最初から敷いてある
  3. 案内パンフレットが使い切り
  4. ティッシュBOXなどの消耗品は新品で、持ち帰りOK
  5. トイレのタオルは水に流せるペーパータオルが置いてあり、持ち帰りOK
  6. リモコン類はビニール袋に入っている
  7. 一人で宿泊の場合、食事はお部屋のこたつでとれる
  8. 食事が終わる度にこたつ板を消毒してくれる
  9. 部屋に空気清浄機がある
  10. 館内の廊下の至る所に消毒液と使い捨てマスクが置いてある

特に案内パンフレットが使い切りなのが、地味に感動しました。
普通のホテルではクリアファイルなどに入った備え付けが多いので。
(この場合、こまめに消毒してるのかも分かりませんよね。)

ティッシュBOXも多くの旅館ではわざわざ新品に取り換えないと思います。
きっとこのまま残しておくと廃棄なんだろうな、と思い、頑張ってかばんに突っ込みました。

アメニティなどもできるだけ持ち帰るようにしました。

 

 

生寿苑の周辺情報

猿ヶ京温泉のあたりにはそれほど観光地はありません。
(バンジージャンプはありますが。)
ほとんどの場合は温泉が目当てになると思います。
読む人の役に立つかは分かりませんが、なけなしの情報を載せておきます。

新月

まんてん星の湯の側にある和菓子屋さん。
生寿苑からも歩いて行けます。

ふわふわ食感の温泉まんじゅうや酒まんじゅうを扱っています。
セット販売もありますが、バラでも購入できます。
一つ110円。
温泉まんじゅうは生寿苑のお着き菓子と同じものでした。
おまんじゅうの他、「縁むすびぷりん」というものも販売しています。

 

 

ドイツコーヒー夢

 

猿ヶ京温泉地区ではありませんが、「後閑駅」の側にある喫茶店。
電車・バスで猿ヶ京を訪れる前に立ち寄ってみてください。
ドイツやハンガリーの料理、コーヒーなど珍しいメニューがあります。

店主さん一人で切り盛りしているので、料理が出てくるまでに時間がかかります。
電車やバスの待ち時間に立ち寄るには時間が足りません。
私は滞在時間2時間以上見ておきました。
予約を取って、できれば注文も先にしておくとスムーズです。

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実際に立ち寄った時の記事はこちら