【自作】真夏にリュックでお出かけ時の背中の蒸れ・汗対策【100均】

【自作】真夏にリュックでお出かけ時の背中の蒸れ・汗対策【100均】

この記事では真夏にリュックサックを背負う人に向けて、安くて気軽に試せるアイデアを共有したいと思います。
使うものは100円ショップで手に入る2つだけ!
特別な技術も必要ありません。

世の中のリュックの背汗対策

 

うだるような暑さが続き、外出するのにもちょっとした覚悟が必要。
私は買い物や遊びに出かける時は、基本的に両手が空くリュックサックを愛用しています。

しかしこの猛暑では背中の蒸れ、汗が心配。
服が汗びっしょりになるのは仕方ないけど、リュックが汗臭くならないか気になります。
去年は服の中にタオルを挟んでいましたが、ビショビショになったタオルをトイレで交換するのが面倒でした。
みんなはどんな対策をしているんだろう?と検索してみると、一応世の中にはそういった商品はあるようでした。

 


しかし重そうだしそれなりにお値段はするので、もう少し気軽に試せる方法が知りたい。
更に調べると100円ショップのグッズを上手に利用して自作している人も。

キャンドゥには「クール背中パッド(リュック用)」という商品があるようです。
しかし地元のキャンドゥでは扱っておらず、入荷時期も分からない。
それに色が白なので黒だったら欲しかったな。。

という訳で、私も自作してみたいと思いました。

※この記事は「リュックを背負っていたために背中が汗びっしょりになる」ことの改善方法を紹介している訳ではありません。
背中ぐっしょり対策には着替えを持ち歩いたりタオルを背中に突っ込んだり、オススメはしませんがインナーをビニールにするしかありません。

 

ポイントは「メッシュ素材」!

 

100円ショップのグッズで自作している先人たちは、みな「メッシュ素材」を選んでいました。
カー用品コーナーに売っているメッシュの背当てをリュックに取り付ける方法や、椅子に敷くメッシュクッションにゴム紐を付けて固定させる方法など。
私も最初は座布団のようなメッシュクッションを探しましたが、見つかりませんでした。

そこで代用品として考えたのがダイソーで見つけたメッシュ素材の「クッションケース」
色々なサイズがありますが、私が選んだのは一番大きなB4サイズでした。

 

 

クッション素材を選んだのは感触から。
それに一般的なリュックでも背中部分にメッシュクッションが使われていることもあります。
クッションではないものを選ぶと、背中とリュックの距離が密接に近くなり汗がリュックに伝いやすいかも。
またクッションの厚みがあるからといって暑さには影響は無いかな、と思いました。

 

取り付けは安全ピンを使用

 

早速、愛用している無印良品のスタンダードなリュックサックに取り付けてみました。
手っ取り早く安全ピンで留めていきます。

 

 

簡単に四隅に留めましたが、安定感を求める場合は細かく固定させても良いと思います。
安全ピンは小さいとしっかり刺さりません。
しかし大きな安全ピンを使う場合、針も太くなるので跡がつく可能性があり注意。
私は3.8mmのものを使いましたが、このリュックでは目立つ穴は開きませんでした。

 

 

ファスナー付きケースなので、もう一つの収納箇所が増えるというメリットがあります。
(この無印のリュックには右側にサイドファスナーがあるので、混乱しないためにケースのファスナーは左側に向くように付けました。)

もちろん取り外せば本来のクッションケースとしても使えますし、旅行滞在先でコインランドリーを使う場合、洗濯ネットとしても使えます!多分。

 

 

保冷剤を入れることもできます!

 

収納機能を生かして、保冷剤を入れてみることにしました。
冷凍庫でカチンカチンに凍った状態。
溶けると水滴でビショビショになるのでガーゼハンカチでくるみます。

 

 

背中の上の方に当たるようにしたいので、寄せて安全ピンで固定しました。

 

 

使ってみた感想は、まるでエアコンを背負っているみたい!というと大げさですが。
冷たすぎず丁度良い冷気を感じます。
とても良い。

※ただし保冷剤が体に当たっている場所だけ冷たいので、他の接している肩紐や腰の部分はやはり汗が気になりました。
肩紐にはもうメッシュ素材を縫い付けても良いかも?

保冷剤が想定より少し下の惜しい位置にあったので、これはもう自分でリュック本体の肩紐を調整するしかありません。

 

安全ピンを使うメリット・デメリット

 

メリット

①手芸スキルが不要
人によっては手芸道具を持っていない人もいます。
持っていても手順が面倒、時間が無いという場合も。
安全ピンならよほど不器用でなければ取り付けが簡単にできます。

②取り外しが楽
必要が無くなれば特別な道具が無くてもすぐに取り外せます。
また本来のクッションケースとしても使うことができます。
(先に書いた、洗濯ネットとしても使えますね。)

③失敗しない
リュックやケースを加工しないため、安全ピンを正しく使っていれば失敗しません。

 

デメリット

①リュック本体に穴が開く
針を刺す訳ですから、合皮や本革、ビニールなどのリュックには取り返しがつかなくなります。
基本的に布やナイロンなど繊維素材のリュックにしか使えません。
布やナイロンでも目が細かければ跡がつく場合があります。

②安全ピンが錆びる可能性がある
この点は仕方ないです。
汗や保冷剤の水滴などで濡れると早々と劣化するかもしれません。
時々チェックして気になったら取り換えるしかありません。

③安全ピンが目立ってダサい
上の写真の留め方をすると、正直格好悪い。
他人のリュックの内側をまじまじと見る人はいないかもですが。
黒い安全ピンも世の中にはありますが身近ですぐ見つからないこともあります。

このダサさは取り付け方を考え直しました。
以下は旅行用で使う25Lのリュック。

 

 

こちらは安全ピンがケースの内側に隠れるように留めました。
これで目立たない形になりました。
高さがあるためB4ケースともう一つ、腰が当たる下の部分にB6ケースを取り付けています。
※上部より下部の方が安全ピンをつけにくいので、あまり取り外ししなさそうな方を下につけることをオススメします。

このリュックは元々安物仕様のため背負ったまま取り出しのできるポケットは両サイドのみ。
背中部分に隠しポケットがあれば海外ではスリ対策にもなるかも?

 

 

ただしこの留め方はちょっとしたコツが必要になります。
細かい作業が苦手な人難しいかもしれませんし、針で指をぶっ刺す可能性も高くなります。
そんな場合はもう気にしないか、やはり黒い安全ピンを探すのが良いかも。

 

 

工夫して夏の不快感を乗り越えよう

 

今回は実体験をもとにリュックの蒸れ・背汗対策を紹介しました。
単に背中の不快感を和らげるだけでなく、収納ポケットにもなるし、本来のポーチとしても使えます。
まさに一石三鳥!なかなか良いアイデアではないでしょうか。
(あと多分洗濯ネットにもなる。)

メッシュのクッションケースはダイソー以外のお店でも見つかるので試しやすいと思います。
もちろん夏以外の季節でも使えますよ。

 

2022年8月27日追記

 

ダイソーをのぞいてみたら「リュックサックパッド」というものが見つかりました。
300円と少し高めですが色は目立ちにくいブラック、保冷剤が入るポケットもあります。
既製品を使いたい方はこちらをどうぞ。
ただしメッシュ素材ですが、クッションではありません。
保冷剤を入れる場合はゴツゴツ感を和らげるのと冷えすぎないようタオル等で包んで調整しましょう。