【群馬・月夜野】ドイツコーヒー夢との出合い【みなかみ】

【群馬・月夜野】ドイツコーヒー夢との出合い【みなかみ】

先日、猿ヶ京温泉へ行った時のこと。
周辺情報を調べたところ、JR「後閑駅」の近くに「ドイツコーヒー夢」というちょっと気になるお店を見つけました。
実際に訪れて、旅の大切な思い出の一つになったので記録しておこうと思います。

予約はホームページから

お店は2022年1月現在、予約客のみを受け付けている状況でした。
また料理の量が多いとの口コミも。
私は訪問の前日に、ホームページのお問い合わせから予約を入れました。
初めての訪問で日時、一人で伺うこと、量が多いようなので一人で食べられるものを教えてほしいと記入。

するとご予約承りの返信がありました。
注文については、以下の二択を提案されました。

  1. じゃがいものパンケーキと洋風お好み焼きのハーフ&ハーフ
  2. レチョ(ハンガリーのピリ辛スープ)をスープパスタにするか、ドイツパンと食べるか

最初ハーフ&ハーフを食べてみたかったのですが、これもちょっと量が多いらしい。
辛さ控えめのレチョにしてスープパスタを注文することにしました。

 

予約時間に遅刻しそうになったところ

電車で向かったところ、前日の雪の影響で除雪作業を行うとの運行情報が出ていました。

む、ちょっと遅れるかも。
パスタ伸びちゃうかも。

可能であれば、とメールで注文をドイツパンに変更依頼しました。

その後、最寄り駅の「後閑駅」までは行かず一つ手前の「沼田駅」までしか行けないと判明。
一駅ならタクシーかな。。歩くと1時間以上。
この状況と予約時間に間に合わないことを改めて電話で連絡したところ、

「今日は予約のお客さんお一人だけなので、車で迎えに行きますよ」

とおっしゃってくれました!
えー!凄く、嬉しい。。

「沼田駅」で待っていると白のプリウスで迎えにきてくれました。
※駅に着いてから知ったのですが、代行バスが出ていました。

 

雪化粧の建物が素敵すぎる

「後閑駅」のすぐ近くにあるお店の外観はかなり目立つ。
雪化粧の効果で両隣の建物とも馴染んで見えます。

 

 

二重扉になっていて、開くとベルが鳴ります。

 

 

店内の内装も素敵

異国のBGMが控えめに流れ、暖かい光の照明、所狭しと小物類や、先代の描いたメルヘンチックな絵が飾られています。

4席のテーブルが3つ。
感染症対策でビニールの仕切りが置いてあります。
背中合わせになる所もビニールの仕切りがありました。

 

ドイツコーヒー夢では何が食べられるの?

メニューは、主なものはホームページに掲載されています。
ドイツの家庭料理がメインで、実際訪れたドイツ人も「懐かしい」とお墨付き。

名物は「ヌーデル・バッケン」という野戦料理。
フライパンごと出てくる激辛料理ですが、辛さは調節してくれます。
ボリュームがあり食べきれない場合は真空パックにして持ち帰りもできるとか。
じゃがいものパンケーキや「ハーヘンバッケン」という洋風お好み焼きも一人では多いようです。
お願いすればテイクアウトできそう。

店内に置いてあるメニューのファイルには、ホームページに掲載されているもの以外もあり、先代の可愛らしイラスト付きで紹介されています。
しかしこちらのメニューには金額が書いてありません。
なんでも、イラストに合わないから、とか。
そして、まだ再現できていない料理もあるそうです。
先代から受け継いだ期間は最後の半年。
レシピが無いのだそう。
しかし、昔のお客さんから「何か書いてるの見たよ」と聞いたそうで、もしかしたらどこかにレシピが埋もれているのかもしれません。

個人的には、「ドイツでインド人の医者から教わったカレー」というのを食べてみたい。
ドライフルーツが入っている未知の味らしい。

 

ドイツコーヒー夢での一人分の食事

お水は軍用水筒と銅のコップで。
先代の戦争体験が反映されています。

 

 

レチョというピリ辛スープには大きめカットのソーセージやベーコン、野菜が入っています。
これにパスタを入れるバージョンもありますが、結局ドイツパンにしました。
ドイツパンにはハーブ?か何か入っているような、独特の風味があります。

 

 

全てのメニューにデザートが付いているとのこと。
4種類の小さなスイーツを楽しめました。

 

 

女性一人分の食事として丁度良い量でした!
これで1,450円、その場でのLINE登録で100円引きしてくれたので、1,350円。

また訪れる時はハーフ&ハーフも試してみたい。
あと、送迎もしてくれたしコーヒーも追加で頼もうかな?と思っていたのですが、店主さんとお話していたら時間が無くなってしまいました。

 

お裾分けまで貰っちゃいまいた

ドイツパンに添えてくれたゆずジャムをいただきました。
沢山ゆずをいただき、さばききれないので貰ってくれる人に配っているとか。
瓶詰めじゃないので持ち運びが有難い。

あと焼き菓子のサンプルもいただきました。
至れり尽くせり。

 

 

ドイツコーヒー夢はホスピタリティ溢れる素敵なお店

先代が亡くなってから数年休業していたこのお店。
現店主である娘さんが引き継いで再開し、懐かしさを感じて再訪する人も多いとか。
私もハプニングを助けていただいた上、素敵な空間で楽しいひと時を過ごすことが出来ました。

しかし実際、今の状況で経営はどうなのかと伺ったところ、やはり難しさはあるようです。
できるだけ長く続けてほしいお店。
僻地の拙いブログでも少しばかり宣伝のお役に立てられたらと思い、訪問記をつづりました。