少しずつ各地に広がる神玉巡拝。
これまでは公共交通機関やレンタサイクルを使って神玉集めを行ってきました。
今回のエリアはずっと行ってみたかったのですが、色々調べたところ電車・バスや徒歩、レンタサイクルで巡るのがかなり難しく、最初から最後まで車の運転の協力を得ることにしました。
茨城さしまの神玉巡拝について
茨城県さしまエリアの神玉巡拝企画は、2023年8月から始まりました。
参画している神社は8社。
各神社では「神玉」と呼ばれる木製の玉を500円で授かることができます。
「神玉」にはそれぞれの神社名と社紋または神社に関係する図柄が描かれています。
神玉には穴が空いているので、集めて「心結(たまゆい)」という紐に通したり、ゴムを通してブレスレットのように手首に巻くこともできます。
また、全て集められなくても全く問題ありません。
(以下引用:チラシ表裏)
さしまエリアの対象神社巡りは車が必要
「さしま」とは茨城県内の古河市・坂東市・五霞町・境町のあたりの古い名称で、以前巡った結城郡の近くのエリアになります。
下の地図にも結城郡エリアの参画神社「東蕗田天満社」「大生郷天満宮」が載っていますね。
公共交通機関はJRやバス、レンタサイクルも無くはないのですが、効率よく回ることを考えるとかなり頭を悩ませ、2日はかかるかと思います。
そして新興住宅地ではなく昔から生活が営まれている場所でもあり、道が入り組んでいて分かりにくいところもあります。
今回車で巡ったルートは下記の通りでした。
- 岩井八坂神社
- 沓掛香取神社
- 横川川魚料理店(お昼休憩)
- 伏木香取神社
- 境香取神社
- 塚崎香取神社
- 塚崎香取神社の神玉頒布場所
- 川妻香取神社
- 川妻香取神社の神玉頒布場所
- 鶴峯八幡宮
- 雀神社
車で巡るにあたって、運転手が神社仏閣に全く興味が無いということもあり、一社一社じっくり滞在することができず各社の社務所受付時間などの情報を入手する余裕がありませんでした。
一般的には9時から16時くらいまで開いているところが多いので、明るい時間に訪問するよう計画を立てましょう。
また、2社は神玉頒布場所が別にあるので、神社参拝後に電話で訪問して良いか確認することをお勧めします。
※神社参拝をせず神玉頒布場所のみの訪問は、咎められることはありませんが本来の目的ではなくただのコレクターになってしまいます。
ちなみに「香取神社」が多いことに気づきます。
香取神社の御祭神は経津主大神(ふつぬしのおおかみ)。
日本神話では古事記には登場せず日本書紀のみに登場する軍神です。
岩井八坂神社(いわいやさかじんじゃ)
- 御祭神:素戔嗚尊(すさのをのみこと)
- 住所:茨城県坂東市岩井4754
- 公式サイト:ホームページ
午前中に別の用事を済ませて開始したため、11時過ぎに到着。
スタート1社目です。
神様にご挨拶。
参拝を終え、社務所へ行くと誰もいない。
扉は開いているけど中を覗いても人の気配がありません。
探すと敷地内で立ち話をしている方々がいました。
庭仕事中だったようです。
声をかけると作務衣姿の方が対応してくれました。
無事、神玉を授かりました。
沓掛香取神社(くつかけかとりじんじゃ)
- 御祭神:経津主大神(ふつぬしのおおかみ)
- 住所:茨城県坂東市沓掛4124
- 公式サイト:インスタグラム
到着したのは11時40分頃でした。
参拝を済ませ、右手の建物へ。
こちらで神玉や御朱印を受けることができます。
季節の御朱印のバリエーションが豊富です。
今回の神玉集めにあたって、心結(神紐)をどこで授かろうかは決めていませんでした。
予算があるので全ての神社で集めようとは思っておらず、フィーリングで決めようと。
こちらの神社で神玉を頂く際に少しお話させていただいたのですが、神玉と心結をセットでと強く勧められました。頒布の紐自体がそれほど頑丈ではなく、1本だけだと切れてしまった時に「縁起が悪い」との声があったそう。
そのため全ての神社で1本ずつ授かってもらうよう参画神社で話し合ったとか。
いやー、、、さっきの八坂神社ではそういう話はありませんでしたが・・・。
判断は当人にお任せするとのことでしたが、そう言われるとセットにすべきなのかと思ってしまいますね・・・(押しに弱い)。
これもご縁と思ってセットで頂きましたよ。
その際、お塩もつけていただきました。
ちなみに、この後回った全ての神社で「紐とセットで」という話はありませんでした。
横川川魚料理店(お昼休憩)
- 住所:茨城県坂東市沓掛6622−6
12時に予約をしていた、うなぎ料理のお店へ寄りました。
ホームページは無いのですがGoogleMAPの口コミが結構良い。
田んぼの近くにあり、駐車場は広く地元の人たちの法事などの集まりに利用されるよう。
穴場かもしれない。
個室に通され、和室にテーブル席でした。
元々座敷席だったのを変えたのかも。
うな重は予約していたのですぐに提供されました。
3,500円、支払いは現金のみ。
テイクアウトだと3,000円。
うなぎは身がふっくらして、こんがりしている部分が良い感じに香ばしく、タレも丁度良い甘じょっぱさ。
デザートにコーヒーゼリーが出てきましたが、こちらはゼリーに全く甘味がなかった。
ホイップかクリームを選べたのですが、クリームにしたのが少し後悔。
ホイップにしておけばよかったかも。
12時40分頃には食事を済ませたのですが、車のナビの設定でもたついて12時55分くらいに出発しました。
伏木香取神社(ふせぎかとりじんじゃ)
- 御祭神:経津主大神(ふつぬしのおおかみ)
- 住所:茨城県猿島郡境町伏木1
- 公式サイト:インスタグラム
13時15分頃に到着。
社殿には国旗が掲揚されていて祝日感がでています。
インスタグラムの様子では、こちらの神社は金運に強い感じです。
社務所は社殿から駐車場を突っ切ったところにある宮司さんの自宅でした。
先に一組の年配のご夫婦が御朱印待ちをしていましたが、どうやら神玉集めもされていて私と逆のルートで回っているようでした。
お仲間がいるものですね。
境香取神社(さかいかとりじんじゃ)
- 御祭神:経津主大神(ふつぬしのおおかみ)
- 住所:茨城県猿島郡境町宮本町1757
- 公式サイト:インスタグラム
到着は13時40分頃。
ここは地域に根差した、大きくて立派な神社です。
手入れが行き届いていて気持ちが良い。
家族連れの参拝客がおり、小さなお子さんに参拝の作法を教えていたりしていました。
駐車場には地域猫を2匹見かけました。
社殿の右側に社務所があります。
神玉の絵が「バッテン」!?
いえ、これは刀が交差している図案です。
小さいので分かりにくいです。
塚崎香取神社(つかざきかとりじんじゃ)
- 御祭神:経津主大神(ふつぬしのおおかみ)
- 住所:茨城県猿島郡境町塚崎2876
- 神玉頒布場所:茨城県猿島郡境町塚崎903−1
- 公式サイト:茨城県神社庁のホームページ
14時頃に到着。
無人の神社ですが、手入れはされています。
静かな場所にあり、なんだか畜産場のような匂いがします。
参拝を済ませると、賽銭箱のところに宮司宅の番号と携帯の番号を見つけました。
先に携帯の番号にかけ出なかったので、固定電話にかけると女性が出てくれました。
「今、参拝したところで、これから伺っても良いですか?」と尋ねたところ、快諾してくれました。
神玉頒布場所は少し離れた住宅街。
事前に電話をしておいたので、近くをウロウロしていると家の中から出てきてくれました。
個人宅で写真を撮るのが憚られたので、GoogleMAPのストリートビューの画像がこちら。
実際には幟が出ているので、何となく分かるかと。
塚崎香取神社では県の無形文化財、獅子舞が有名とのことで立ち話で教えていただけました。
無人の神社もお祭りの時には賑わうのでしょう。
こちらには外に来客用トイレがあるので気軽に使わせてもらえます。
自販機もあります。
川妻香取神社(かわつまかとりじんじゃ)
- 御祭神:経津主大神(ふつぬしのおおかみ)
- 住所:茨城県猿島郡五霞町川妻116
- 公式サイト:なし
到着は14時30分頃。
これまでの神社の中で、一番寂しい神社でした。
無人の神社ですが、連絡先も何も掲示がありません。
参拝後、ネットで探した連絡先に電話をしましたが、出ませんでした。
とりあえず神玉頒布場所へ向かってみることに。
古河市の中田大善院という寺院が管理しているようです。
神仏習合時代の名残でしょうか。
川妻香取神社からは、一瞬埼玉県を通って向かうことになります。
ナビで示された場所は、こんな住宅街の狭い道でした。
※寺院の写真はGoogleMAPのストリートビューを載せています。
仕方ないので何とか駐車。
立派なお寺です。
敷地内の奥の方で話声が聞こえたので、そちらの建物を覗いてみると、年配の女性に「わーーー」と叫ばれてしまいました(・・;)
そこまでびっくりされるとは、こちらもびっくりでしたよ。
そんなに私、不審者だったか!?
とりあえず神玉をお願いしていただきました。
ちなみに駐車場は反対側にこんな立派な場所があります。
狭い道通らなくても良かったじゃん。
鶴峯八幡宮(つるみねはちまんぐう)
- 御祭神:神功皇后(じんぐうこうごう)、誉田別尊(ほんだわけのみこと)、経津主命(ふつぬしのみこと)ほか
- 住所:茨城県古河市中田1337−6
- 公式サイト:ホームページ
15時前に到着。
中田大善院のすぐ近く。
住宅街の中にあるにもかかわらず、広く立派な神社です。
手水舎も賑やかに飾り付けられています。
静かでしたが、参拝客が一組おり御朱印を求めていました。
社務所にはいろいろなお守りや縁起物があり、おみくじも沢山種類がありました。
神玉も、おみくじコーナーに置いてあります。
500円入れて頂きました。
雀神社(すずめじんじゃ)
- 御祭神:大己貴命(おおなむちのみこと・大国主命)、少彦名命(すくなびこなのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)
- 住所:茨城県古河市宮前町4−52
- 公式サイト:ホームページ
最後の1社。
15時20分頃に到着しました。
無事1日で全て回ることができました。
雀神社は広く、今まで巡った神社の中で一番参拝客が多いです。
境内でゆったり過ごしている人も沢山います。
古河駅から徒歩17分で来られる立地に恵まれているからでしょうか。
ゴルフ場も側にあります。
何事もなくここまでたどり着けました。
感謝の気持ちを伝えて、社殿右手の社務所で神玉を授かりました。
神玉集めを終えて
全部集まりました。
参拝順に紐を通してみます。
自家用車で巡った際の所要時間は、昼食も含めておよそ4時間半弱。
移動時間だけだと2時間弱くらいか。
できれば9時くらいから始められると道の駅なども立ち寄ることができます。
やっぱり車でなければ巡るのが難しいと思いました。
なかなか行きたくても行けない人もいるので、ツアーでも企画してくれたら良いですね。
今回はゴールデンウィークの機会に訪れましたが観光地でもないので、若干混む道もありましたが、現地では人混みを気にすることなく巡れました。