前回の記事に引き続き茨城県北の神玉巡拝の記録です。
神玉集めに集中した二日目。
二日目(大津港駅・高萩駅・十王駅・常陸多賀駅)
常磐線は茨城県北エリアでは電車の本数が1時間に1本と少ない時間帯があります。
事前に時刻表を調べて余裕をもって計画することが大事です。
行き先もしっかり地図をチェックしましょう。
がっつり歩くので服装やスニーカーの準備も万端に。
佐波波地祇神社
GoogleMapで調べると、大津港駅からは徒歩44分と表示されます。
しかしこのルート、実は車用の参道。
道の途中で徒歩の人用の参道、階段があるのでそちらを利用しましょう。
(なぜかGoogleMapに表示されない。下図の人が立っている場所に階段があります。)
初め、この階段で合っているのか心配で車用の参道を歩いてしまいました。
泣きたくなるほどの上り坂。
かなりきついし時間もロスしましたが、登ってみないと分からないものです。
帰りは迷わず階段を下りました。
佐波波地祇神社の公式HPはこちら。
「さわわちぎ」神社と読みます。
御祭神は天日方奇日方命(アメヒカタクシヒカタノミコト)。
高台の神社なので見晴らしがよく、海が見えます。
参拝を終え、社殿左手に社務所がありました。
人がいなかったのでガラス窓を開けて声をかけると、奥から男性が出てきてくれました。
無事、五つ目の神玉を授かることが出来ました。
こちらの紐の色は白でした。
ちなみに佐波波地祇神社へは大津港駅から北茨城市巡回バスを利用することもできます。
五浦線で最寄りのバス停は「大津港前」。
しかし特定の曜日のみの運行で1日3本程度です。
タイミングが合えば良いですね。
神岡稲荷神社
佐波波地祇神社から大津港近くを歩き、カインズを突っ切って大通りに出て住宅街を進みます。
徒歩41分と表示されていますが、ショートカットできるのでもう少し短いはず。
のどなか住宅地の中に神岡稲荷神社はありました。
さっぱりした敷地です。
稲荷神社なので御祭神は倉稲魂命。
公式HPはありません。
御朱印や神玉は近くの宮司宅で頒布しているとの貼り紙が。
神社の外に宮司宅への道しるべがありますので迷うことはありません。
本当に普通のお宅なので、写真を撮るのはちょっと憚られます。
玄関のチャイムを押すと、中から「どうぞ」との声が。
ドアを開けるとラフな格好をしたおじさんが対応してくれました。
普通のお宅に訪問した感じだったので若干カルチャーショック。
ここから再び大津港駅へ向かいます。
交通量の多くない大きな通りへ出て30分以上歩きます。
私は大津港駅から2社の巡拝は徒歩移動2時間以上と見ていました。
参拝時間も含めて3時間くらい考えておくことをお勧めします。
高萩八幡宮
既にクタクタの足をマッサージしたりストレッチしながら高萩駅へ移動。
高萩八幡宮(安良川八幡宮)は駅から徒歩20分らしい。
次の電車の発車時間やスケジュールを考えると移動+滞在時間は1時間ほど。
ま、大丈夫でしょう。
そう思って進んでいくと、目の前に上り坂。
またかー。
神社は高台によくあるものです。
可能ならマスクを外して登っていきましょう。
息を切らしながら到着。
立派な神社でした。
高萩八幡宮の公式HPはこちら。
インスタグラムはこちら。
御祭神は応神天皇、神功皇后、日女大神 (ひめのおおかみ)。
こちらは庭園が見どころですが3月下旬のこの時期はまだまだ寂しい様子。
本殿に参拝し、左手の社務所へ行くと閉まっていました。
貼り紙があり、御用の方は本殿裏の宮司宅へ、とのこと。
また宮司宅なのね。。
少し迷いつつ通りすがりの人に教えてもらい、宮司さんのお宅へ。
正面の黒い門が閉まっていましたが、横から入ることができました。
ちょうど庭先で女性と業者っぽい人が立ち話をしていました。
話が終わると女性がこちらに話しかけてきました。
また玄関先で七つ目の神玉を受け取ることが出来ました。
時間が押してきたので早足で駅へ向かうことに。
あまり余裕が無かった…疲労感が溜まっていきます。
艫神社
次の目的地は十王駅。
神玉巡拝で一番アクセスの良い神社が艫(とも)神社になります。
電車からも見え、駅からは徒歩7分程度で道も分かりやすい。
社務所前には御朱印待ちの参拝客もいました。
御祭神は武甕槌命。
艫神社のHPに神玉巡拝の詳細が掲載されていたので、艫神社が企画の中心なのかな。
こちらにはバラ園があり、5~6月が見頃だとか。
大久保鹿島神社
本日のラスト1社、大久保鹿島神社は常陸多賀駅から徒歩17分くらい。
遅いランチを食べてから向かいました。
こちらも高台にある神社。
ゆるやかな坂道を登ります。
大久保鹿島神社のインスタグラムはこちら。
御祭神は武甕槌命。
参拝を終え社務所を覗いていると、外で別の参拝客と立ち話をしていた女性がやってきました。
九つ目の神玉を授かった後、神社の説明をしてくださいました。
境内には狛犬ならぬ狛鹿が。
素朴な姿ですが、ここでしか見られないものだそうです。
また大久保鹿島神社では毎年10月29日に流鏑馬の神事が行われます。
コロナの影響で中止や規模を縮小しての催行になりましたが、今年は盛り上がると良いです。
もう一つちょっと不思議な場所を紹介してくださいました。
社殿の右手にある以下の写真の場所は、屋外にもかかわらず手を叩くと日光東照宮の鳴き竜のような現象が起きるというのです。
やり方を教わって、女性と一緒に行ってみました。
特定の場所に立ち、二拝して、良いご縁がありますように的な文言を声に出して唱え、二拍。
「どうでしたか?」
「うーん?良く分かりません」
良く見ると立ち位置がずれていたようです。
再度挑戦してみます。
二度目は、手を叩いた時に痺れるような感じがありました。
(これは自分で意識して叩いたからかも?)
空間が響いた感じは、正直よく分かりませんでした。
再度試してみたい気持ちもありましたが、解説が続いたのでタイミングを逃しました。
次回また挑戦してみようかな。
最後の10社目、北茨城市の花園神社は?
大久保鹿島神社で
「神玉はもういくつか集められたんですか?」
と聞かれたとき
「あとは花園神社だけです」
と伝えたところ
「あそこは1日がかりよ」
と言われてしまいました。
花園神社の公式HPによると、アクセスは磯原駅からタクシーで30分だそう。
料金は片道5~6,000円くらい?
路線バスは通っていないようです。
GoogleMapで検索すると徒歩で片道3時間半。。
ましてや山の中、女性一人では色んな意味で危険です。
現時点での訪問は難しいですね。
水戸の旅行会社石塚サン・トラベルさんでたまに「神玉巡拝ツアー」を催行しているようです。
車の運転ができなくてもコンプリートしたい方にはお勧めです。
神玉巡拝を終えて
集めた神玉を訪問順に紐に通してみました。
コンプリートはできていませんが、なかなか良いです。
ブレスレットにして身に着けることもできます。
(玉の大きさが1.5㎝くらいなので男性向きかも。)
神玉は全部集めなくてもご利益はあるそうですよ。
茨城北部の観光と言えば袋田の滝、御岩神社くらいと思っていました。
ですが隠れた素敵スポットに沢山出合えました。
この神玉巡拝でリピートしたい神社もいくつか見つかりましたよ。
遠方から行かれる場合は日立駅周辺を拠点にすると便利です。
また一日目の記事にも書きましたが、札幌でも神玉巡拝が行われています。
こちらもいずれ巡ってみたいです。
(2022年9月追記:札幌巡拝してきました!)
2024年7月追記:花園神社へ行きました
2年以上経過してしまいましたが、ようやく花園神社の神玉を授かりました。
車で行ったので参考にはなりませんが。
マイナスイオン立ち込める山中に立派な神社が現れました。
授与所は開いていましたが、神社の方は不在でした。
お守り並べっぱなし・・・勝手に持っていく人はいないと思いますが、用心しないのでしょうか。
神玉は、御朱印等を授かれる別の建物の社務所で頂くことができました。
が、こちらもちょうど不在ということで、お賽銭箱に納めさせていただきました。
知らないうちに神紐が素敵なものになっていたので神玉と一緒に頂きました。
こちらの社務所で知ったのですが、【疾風巡拝プロジェクト】という企画もあるのですね。
ロードマニアジャパンさんのサイト
https://roadmania-japan.com/
全国の神社仏閣を巡って刻道守という革製のベルトに御刻印を打ち、お守りにできるというもの。
花園神社にも刻印機がありました。
とても興味を惹かれますが、バイク乗りのための企画っぽい。
そうじゃない人ももちろんできますが、徒歩や公共交通機関限定で巡るには行くのが難しそうな神社やお寺が多そうな印象。
新しい神紐に通してみました。
花園神社だけ玉の色がだいぶ違います。
製造ロットが違うのでしょう。
しかしこれで悲願が達成されました!