千葉県の銚子市は海流の影響もあって一年中過ごしやすい土地。
何かと話題の尽きない銚子電鉄も走り、観光地としても楽しめるスポットが沢山あります。
そんな場所にハーブ園があるらしい。
ラベンダー摘みが一年中できるとのことで訪問してみました。
ハーブガーデン・ポケットとは
ハーブガーデン・ポケットさんは銚子市の笠上町にあります。
最寄り駅は銚子電鉄の「笠上黒生駅」で、徒歩10分ほど。
営業時間や定休日は写真の通りですが、このご時世ですのでホームページを確認しておいた方が良さそうです。
園内には200～300種の植物が植えられ、ツリーハウスやドッグランもあります。
天気の良い日は伸び伸びと過ごせそう。
室内にはカフェ、ハーブ関連グッズ、鉢植えなどの販売コーナーがあります。
各種体験教室もあり、家族連れにも人気が高いそうです。
到着した日の天候は暴風雨
訪問したのは３月22日。
近くのコモンズ 別館さんに宿泊しました。
前日までは凄く良い天気で、夜も星空が見えるほど。
それが一転して朝になると強風と雨が窓ガラスを叩きつける勢いに変わりました。
内陸では雪も降りましたね。
この天気じゃラベンダー摘みなんて無理かも。。
そもそも園自体開くのか？
そんな心配を抱えつつも営業日の確認は事前にしていたし、暴風雨と寒さに耐えつつ思い切って入口まで行ってみました。
丁度営業時間の9時に到着しましたが扉は締まったまま。
スタッフがいる気配もありません。
数回電話をかけても反応なし。
この荒天の中待つのも厳しく、辺りを見渡してみると向かいに朽ち果てた空き家？を発見。
不法侵入になるかもだけど軒下を借りることにしました。
もう、30分待って動きが無ければ帰ろう。。
そう決めて待つこと30分にさしかかろうとした頃。
一人の男性がやってきてハーブ園の入り口を開けました。
おおー！やっと入れる！
まずはモーニングをいただく
入店しレジカウンターへ行くと男性が立っていました。
文句言うのは留めておいて普通に挨拶。
「この天気ではラベンダー摘みは難しいですかねー？」
と聞くと
「お客さん次第なので。雨でも傘さしてやっていく方もいますよ」
とのこと。
今日かなり過酷な天気なんですけどね、寒さも酷いし。
流石に怖気づきます。
一旦喫茶コーナーでひと息ついて気持ちを落ち着かせることにしました。
モーニングは600円のセット。
バラのジャムがほんのり良い香り。
これは自家製という訳では無くブルガリアから輸入しているバラジャムです。
店内に瓶詰が売られています。
酷い天候だけどラベンダー摘みをしてみた
やっぱり、何のためにここに来たのかというと、ラベンダー摘みが目的だったんですね。
意を決してラベンダー摘みをすることにしました。
20本で300円。
ラベンダーだけでなくローズマリーを混ぜてもOKです。
最初にレジでお会計をして、剪定ハサミと長さを測る棒を受け取って外へ。
園内でラベンダーの生えている場所を教えてもらいました。
今はウサギ小屋の正面に生えているものが状態が良いとのこと。
ローズマリーはツリーハウスの近くに生えていました。
紫の花をつけています。
テラスに荷物を置き、少しずつ摘み取りました。
風が強いので傘はささず、撥水加工の上着のフードをかぶりました。
片手にハサミ、片手に棒、ちゃんと両手が使えた方が良いです。
寒さもあるので休憩しながら数回かけて20本摘み取りました。
ローズマリーは花が咲くと香りが落ちるらしいですが綺麗だったので沢山摘んでしまいました。
ラベンダーは何か曲がっちゃってる。
雨の中で余裕がないのでよく見ずに選んでしまった。
レジへ持っていき、店員さんに渡すとブーケを作ってくれます。
待っている間、私はストーブの前で暖を取りました。
水に挿すのは、もう水の吸い上げが悪くなっているので乾燥させた方が良いとのこと。
逆さに吊るして一週間ほどで乾燥します。
乾燥させたものは細かく切って、排水溝ネットなどに入れてお風呂に入れると香りを楽しむことができます。
持ち帰る時は手提げ袋やビニール袋があると良いです。
私も電車利用だったので持っていきました。
雨の日でも楽しめるメニューは沢山あります
今回は必死になってラベンダー摘みをしましたが、ハーブガーデン・ポケットでは他にも体験できるメニューが沢山用意されています。
事前予約が必要なものもありますので、気になるメニューがあれば電話やメールで確認しておきましょう。
また店内にはハーブティー、珈琲、雑貨なども充実しています。
通信販売も行っていますが、訪問時の出合いも大切にしたいですね。
今回は荒天の日を狙って訪問した訳ではないのですが、同じように雨の日に当たってしまった人にこの記事が少しでも参考になれば良いと思います。
本当は晴れた日に訪れたかった。
また行けるかな？
