下痢止めの妙薬ゲンノショウコの採取方法と食べ方【食べられる山野草】

食べられる野草・山菜
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野草について調べていると、時々強い薬効のものを知ることがあります。
このゲンノショウコもその中の一つで、知っておきたい薬草。

食用としてはどのように使えるのでしょうか。
調べたことをまとめました。

ゲンノショウコの基本情報

  • ゲンノショウコ:フクロソウ科フクロソウ属 多年草
  • 別名:イシャイラズ、フクロソウ、ミコシグサ、セキリグサ、ウメヅルなど
  • 自生地:北海道~九州
  • 開花時期:7~10月
  • 栄養成分:タンニン、没食子酸、クエルセチン、コハク酸など
  • 薬用効果:健胃、整腸、下痢、高血圧など

 

ゲンノショウコの特徴


昔から民間薬として、下痢止めに使われてきました。
「現の証拠」「医者いらず」とも呼ばれるのは、すぐ効果が現れることから。

日当たりのよい草地に茎が横に這って繁茂し、草丈は30~60cmほどになります。
葉は若葉のころは暗い紫色の斑点があり、3~7cmで掌状に3つに裂けます。
初夏に1~1.5cmの5弁花を通常2輪ずつ咲かせます。
花の色は、東日本では白色、西日本では紅紫色が多く、混じって咲いている場所もあります。
花の後、秋に槍のような実を結び、熟すと皮が裂けて種子を飛ばします。

 

ゲンノショウコの食べられる部位と採取時期

4~8月の若芽や若葉が食用になります。
地域別では、四国・九州地方では4~8月、北海道から中国地方は5~8月が採取の適期。

また7~10月の花も食用になります。

ゲンノショウコの採取場所と注意

※場所により、いまだに放射線量の高い地域もあります。
自治体の情報をご確認の上、安全を判断してください。

市街地から標高1000m以上の山地にまで分布し、野原や土手、畑など日当たりのよい場所に映えます。

ゲンノショウコに似た毒草でキンポウゲ科のウマノアシガタ、キツネノボタン、トリカブトがあります。
これらは若芽が似ていますが、生長するとゲンノショウコは這うので見分けられます。
心配であれば開花期に花のついた状態で採取します。
以下の写真はウマノアシガタ。

ゲンノショウコの調理方法

多食すると下痢になります。

  • 若芽、若葉:天ぷら、和え物、炒め物、佃煮など
  • 花:酢の物など
  • 全草:お茶

アクは強めなので、しっかりしたごしらえをします。
おひたしにするには繊維が固く、食べにくいです。
ここでは、ゲンノショウコのシンプルなおすすめ調理法を紹介します。

したごしらえ 
塩または重曹ひとつまみ入れた熱湯で7~8分茹で、冷水に15分さらします。

①天ぷら 
若葉を生のまま薄く衣をつけて低温で揚げます。
強い香りと苦みが感じられます。

②炒め物 
したごしらえをし、ニンジンや豚肉などと炒めます。
少し濃いめの味つけ。

③お茶 
土用のころ、花の盛りに全草を採取し陰干しします。
お茶はタンニンを多く含み、下痢止めに効果があります。

 

参考になる本の紹介

この記事を書くにあたって、以下の本などを参考にさせていただきました。
より詳しい情報やレシピ、写真が掲載されていますので、ぜひご覧ください。

 

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