誰も作ろうとしないハルジオン茶を作ったら、理由が分かった気がする【春の野草茶】

誰も作ろうとしないハルジオン茶を作ったら、理由が分かった気がする【春の野草茶】

春、道端や空き地などで見かけるハルジオン。
最近、野草茶に興味のある私は、

 

そういえばハルジオンのお茶なんて聞いたことない。
でもお茶にしてみたらどうなるんだろう?

 

と疑問が沸きました。
ならば早速、摘みに行って作ってみようか。

採取したハルジオンをお茶にする準備(水洗い~熱処理まで)

 

虫がついていそうなので、この日は外で洗いました。

ハルジオンを摘む時は、開花していないつぼみのものが良いのです。
が、見た目をよくしたいという邪な気持ちで開花したものをばんばん摘んでしまいました。

けれど開花した花が良くない理由が分かりました。
細い花弁が取れやすいんです。
実際、終わりのころのバサバサになっていた花も見ました。

 

 

何度も何度も水を替えて洗いました。

小さな虫がとりきれないので、ザルを上にかぶせて漬け置き。

 

 

さらにレンジでチンして完全に虫をやっつけます。
チンする前のお皿にのせた状態を見ると、これからおひたしになりそうな姿。

チンした後は全体が茶色っぽくなりました。

 

洗ったハルジオンをお茶にするため乾燥

干し網に乗せて陰干しで乾燥させます。
風でふっとんでしまわないので便利。

 

 

湿度が低かったのか、翌日には乾燥しました。
全体が茶色っぽくなり、茎は細く、枯れたようにも見えます。

細い花弁も、より取れやすくなってしまってます。
大丈夫かな、これ。

 

 

ハルジオン茶を飲んでみたところ・・・

干したハルジオンを全部、急須に入れてお湯を注ぎました。
お湯の色が黄色っぽく変わりました。
これは、花芯の色でしょうか?

干からびていた姿も戻ってきました。
ほんのりと野草の香りがします。

 

熱いうちに飲んでみると、クセはなく飲みやすいです。
少し冷めてしまうと苦みや渋みが少し感じられるようになりました。

花弁がどんどん外れて口の中に入って飲みにくくなるかも、と少々心配でしたが、気になる事態にはなりませんでした。

まあ、いかにも野草のお茶、という感じ。
個性はそれほど無いような。

 

ハルジオンをお茶にしてみた結論

やはりハルジオンはわざわざお茶にするには合わないような気がしました。
普通の野草調理法が合うと思います。
もしくは他の茶材とブレンドすると良いかもしれません。