クマザサの新芽で手作り健康茶を味わってみよう【春の野草茶】

野草利用&食レポ

一般的にササには抗菌作用があるといわれています。
実際にちまきや笹だんごなどで、ササの葉を包みに利用します。

中でも冬の隈取りが特徴的なクマザサにはビタミンやカルシウムなどが豊富。
クマザサ茶は商品化もされています。

そんなクマザサ、もし近所で見つけたら自分で作ってみるというのも有りですよね。

クマザサの採取

私は田舎の、ほとんど車が通らないような道のわきに群生しているものを見つけました。

クマザサは一年中採取でき、生長した葉もお茶に利用できます。
しかし今回、採取した時は5月下旬で新芽が次々と芽吹く時期。
せっかくなので、この新芽部分のみでお茶を作ってみます。

葉の間に伸びる細い芯を素手で抜いていきます。
上手に抜けると「キュポッ」と音がします。
あまり上手くないと「ブチッ」。

試しに根元部分をかじってみました。
みずみずしいですが、味はありませんでした。

新葉が丸まった状態なので、汚れも虫もほとんど見られません。
また、この状態なら持ち帰りも楽なのでうれしい。

 

クマザサ茶を作る準備(水洗いから乾燥)

持ち帰ったら、軽く水洗いします。
丸まった状態なので、洗うのも楽です。

 

洗ったものはそのまま干し網に入れます。
細いので、隙間から落ちないか少し心配。

陰干しして5日ほど経ったころの様子。
真っすぐ素直な形から一変、ひねくれた姿に。
なんということでしょう・・・。

 

 

クマザサ茶を飲む準備

 

この姿のままでは使えないので、ハサミで適当な長さに切ります。
切ったらこのままお茶にもなりますが、香りが形容しがたい。
悪くはないけど何と言うか、好みが分かれそう。
なので、必要な分をフライパンで焦げ目がつくくらい炒ります。

 

 

新芽のクマザサ茶を味わう

炒った葉を急須に入れました。
少し置くとほんのり黄色い色が出てきます。

 

 

香ばしく、飲みやすい香りになりました。
クマザサ茶は野草茶としては初心者向けとも言われています。
他の野草とブレンド茶にしてもいいですね。

今回はクマザサの新芽部分を使いました。
採取と下処理が楽なのが利点。
残りは容器に入れて保管しましたが、すぐに無くなりそう。
次は生長した葉でも試してみたいですね。

 

 

参考にさせていただいた本

クマザサの新芽茶を作るにあたって、以下の本を参考にさせていただきました。
より詳しい情報などが記載されていますので、ぜひご覧ください。

 

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