初夏の山菜リュウキンカの採取と食べ方【食べられる山野草】

食べられる野草・山菜

キンポウゲ科の多くは有毒植物。
鮮やかな黄色い花を咲かせるリュウキンカや、主に北日本で見られるエゾノリュウキンカはその中で食用になる数少ない野草です。

そんなリュウキンカやエゾノリュウキンカの食用として調べたことをまとめました。

リュウキンカの基本情報

  • リュウキンカ(立金花)(蝦夷立金花):キンポウゲ科リュウキンカ属 多年草
  • 別名:ヤチブキ、コガネバナ、フユナなど
  • リュウキンカの自生地:本州、九州
  • エゾノリュウキンカの自生地:本州北部~北海道
  • リュウキンカの開花時期:5~7月
  • エゾノリュウキンカの開花時期:7~8月

 

リュウキンカの特徴


リュウキンカの名の由来はその姿、直立した花茎に黄金色の花を咲かせることから。
エゾノリュウキンカは自生地によります。

春に長い柄のある根生葉を出します。
葉形は丸みのあるハート形で縁には鋸歯があり、幅は3~10cmほど。
初夏に中空の花茎を伸ばし20~60cmになり、先端に径2~3cmの花を咲かせます。

エゾノリュウキンカはリュウキンカより全体的に大型で、草丈は50~80cmになります。
葉の幅も20~30cmと大きくなります。
リュウキンカよりもやや遅れた時期に黄金色の花を咲かせます。

下の写真はエゾノリュウキンカ。

 

リュウキンカの食べられる部位と採取時期

ともに開花前の若葉や茎葉、若芽、根が食用になります。
春から初夏までの、柔らかな茎先と葉を摘み取ります。
つぼみがついているものでも利用することができます。

根は花が終わり葉だけが茂っている頃に掘り出します。

リュウキンカは自生地が減少しているので、選ぶなら大型のエゾノリュウキンカが良いでしょう。

 

リュウキンカの採取場所

※場所により、いまだに放射線量の高い地域もあります。
自治体の情報をご確認の上、安全を判断してください。

両種とも川の岸辺や山間の渓流沿い、水深の浅い水辺や湿地の日当たりのよい場所を好みます。
できるだけ水の流れに生えているものを選びます。
採取の際は根は採らず、葉も少し残しておきます。

栽培することもでき、庭などで水の流れている場所であれば育ちます。

 

リュウキンカの調理方法

  • 若茎、若葉、若芽:おひたし、和え物、天ぷら、煮びたし、炒め物、汁の実、料理のつまなど
  • 根:湯がく

生のままでは微生物が付着している場合があります。
必ずしたごしらえを経てから調理しましょう。
リュウキンカやエゾノリュウキンカにはアクはありませんが、苦味があります。
ここでは、シンプルなおすすめ調理法を紹介します。

したごしらえ 
塩ひとつまみを入れた熱湯で7~8分茹で、冷水に5分ほどさらします。
その後噛んでみて苦味が強いようなら、一晩流水にさらします。
また、塩漬けすることで保存もできます。

①和え物 
したごしらえをしたものを、ごま和え、くるみ和え、辛子和え、酢味噌和えなどに。
独特の苦味を味わえます。

②おひたし 
シンプルに山菜の味を楽しむならおひたしに。
シャリシャリした食感があります。

③天ぷら 
丸みのある若い葉は生のまま薄く衣をつけて天ぷらに。
ただし苦味は強く感じます。

④根を湯がいて 
北海道のアイヌの人々は、エゾノリュウキンカの根を食用とするそうです。
湯がいてしんなりしたら動物(陸海獣や鳥類、魚類)の脂をつけて食べます。

 

参考になる本の紹介

この記事を書くにあたって、以下の本などを参考にさせていただきました。
より詳しい情報やレシピ、写真が掲載されていますので、ぜひご覧ください。

 

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