度々メディアでも取り上げられる「東国三社参り」。
千葉・茨城の東側にある、香取神宮・鹿島神宮・息栖神社を巡拝することです。
特に香取神宮・鹿島神宮は総本山でもあり歴史も古く、非常に重要な神社。
よくバスツアーも出ており、歴史や御朱印集めが好きな方に人気です。
車やツアーを利用しないと1日で巡るのは難しいような気がしていたのですが、調べてみると、自力でも十分1日で巡ることができることが分かりました。
実際に巡ってみたので、興味のある方は是非参考にしてみてください。
※本記事は2024年3月時点での情報です。
1社目 香取神宮
まずは香取神宮から巡ることにしました。
JR成田線で香取駅8:09着。
駅を出ると、道案内の看板が出てました。
香取駅から香取神宮までは徒歩でおよそ30分。
ちょっと長めに歩きますが、行き方自体は難しくありません。
のどかな道に案内板が出ています。
信号機の場所以外は車の通りはそれほど多くありませんが、歩道がきちんと整備されていないので気を付けましょう。
香取神宮の社務所が開くのは8:30、丁度良い頃合いに到着できます。
大きな神社なので、早い時間から参拝客も見られます。
門前のお土産屋さんもぼちぼち開き始め、寄り道も楽しい。
一番目の参拝なので、こちらでは既にご神紋シールが貼ってあるストラップをいただきました。
初穂料1,000円。
参拝後は再び香取駅へ戻ります。
帰りも30分ほど歩くので少し疲れちゃいますが、駅にはベンチがあるので休憩しましょう。
ちなみに自販機以外にコンビニなどは無いので、小腹が減った時のために食料があると良いです。
10:22発の鹿島神宮行きに乗ります。
2社目 鹿島神宮
10:38に鹿島神宮駅に到着。
駅から鹿島神宮までは、レンガの坂道を上っていくので分かりやすいです。
徒歩10分程度で到着できます。
鹿島神宮へ向かおうとすると左手にバス停が見えます。
ここから次に参拝する息栖神社へ向かう小見川行きのコミュニティバスが出ているので、念のため先にチェックしてみます。
1日3本しか出ていません。
乗り遅れないよう要注意です。
十分余裕はありますが、13:10を頭に入れておきます。
普段は静かな鹿島神宮ですが、行ってみると祭頭祭という神事が執り行われており、多くの参拝者で賑わっていました。
しかしこの日、実はめちゃくちゃ風が強く、参道の屋台はかなり大変そう…。
晴れてはいましたが気温もそれほど上がりませんでした。
参拝を済ませて、境内にあるお店で少し早い昼食をとることに。
御手洗池の近くに、「一休(ひとやすみ)」という飲食店があります。
湧き水を使った八福そばを注文しました。
具だくさんで美味しい。
価格高騰で税込み1,100円でした。
量的に少し物足りなかったので、この後参道で今川焼を2個買って食べてしまいました。
強風のため御手洗池はさざ波が立ってました。
天気の良い日はもっときれいに見えます。
社務所でご神紋シールのみをいただきました。
初穂料500円。
こちらではカード支払いが可能ですが、JCBは使えませんでした。
(HPからの授与品郵送対応には現金書留のみのようです。)
3社目 息栖神社
神栖コミュニティバス「息栖神社」で下車。
下車した場所は厳密には「息栖の森 駐車場」内にあります。
駐車場から息栖神社への看板が出ているので、案内に従って歩くと1~2分で二の鳥居が見えてきます。
ちょうど、三社参りツアーの団体さんと鉢合わせてしまいました。
小さな神社ですが、東国三社の一つというだけあって、お手入れは行き届いています。
社務所では御朱印を待つ人の行列ができています。
授与品窓口で、最後のご神紋シールをいただきました。
こちらも初穂料500円。
ちなみに御朱印集めをしている人は、三社の最後で記念品を貰うことができるようです。
息栖神社の見どころは、日本三霊泉の一つ、御潮井(おしおい)。
二の鳥居を出て、一の鳥居の両脇に男甕(おがめ)、女甕(めがめ)があります。
井戸の中には甕があり、のぞき込んで見ることができれば幸運が訪れるそうです。
写真に収めることはできませんでしたが、うっすらと甕のふちが見えました。
天気や見えやすい時間帯があるかもしれません。
ここから小見川駅へは、駐車場に戻ってバスを待つことになります。
境内で過ごすにしても、16:16のバスまで結構時間が余っちゃいます。
近くのイートインスペースのあるたい焼き屋さんで待つのも良いですが、試しに歩いて小見川駅へ向かうことにしました。
Googleで経路を調べると、1時間15分ほどとなります。
しかしこの日は午後になっても強風は収まらず。
橋の上を歩いた時には吹っ飛びそうで恐ろしかったです。
小見川駅で帰路の電車に乗る時間は早くなりましたが、もし歩くなら天候が落ち着いていないとオススメできません。
炎天下の日も避けましょう。
所要時間と運賃
今回のルートの所要時間と乗車運賃を記載しました。
逆ルート「息栖神社」→「鹿島神宮」→「香取神宮」も有りかもですが、息栖神社で時間を持て余しそうです。
JR【香取】駅着 8:09
↓(徒歩30分)
香取神宮着 8:39
↓(徒歩30分)
JR【香取】駅発 10:22
↓(乗車時間16分・運賃242円)
JR【鹿島神宮】駅着 10:38
↓(徒歩10分)
鹿島神宮着 10:48
↓(徒歩10分)
バス停【鹿島神宮駅】発 13:10
↓(乗車時間36分・運賃590円)
バス停【息栖神社】着 13:46
↓(徒歩1分)
息栖神社着 13:47
↓(徒歩1分)
バス停【息栖神社】発 16:16
↓(乗車時間24分・運賃230円)
バス停【小見川駅】着 16:40
三社を巡り終えて
鹿島神宮と息栖神社のご神紋を貼り付けました。
計画したルートを巡ってみると、時間には結構余裕がありました。
やはり最後の息栖神社では周辺に一息つける場所が少ないので、屋根付きのベンチなど座れる場所が欲しいところ。
帰りに立ち寄った小見川駅近くのクレープ屋さんの話では、息栖神社は数年前まではほとんど参拝客は訪れなかったとのこと。
今後、東国三社参りで観光客が増えるなら環境を整備してほしいですね。