【食用花】エディブルフラワーになる園芸花9選+山野草9選【料理からご馳走へ】

食用花

花を観賞用に、庭木や切り花として楽しむ人は多くいます。
また、特別な日の贈り物にも使われる花。
花のある生活は心に豊かさをもたらしてくれます。

そんな花たちを食べることができると知れば、私たちはきっと日常をより彩りのある生活に変えられるのではないでしょうか。
この記事では、エディブルフラワーについて紹介します。

エディブルフラワーとは?

エディブル=食用。
食用になる花のことをエディブルフラワーと呼びます。
花を使った料理は日本では日常であまり見られず、そもそも花を食べ物として認識する人は多くありません。
しかし、実は食べられる花は沢山あります。

エディブルフラワーを知り食卓にちょっとした革命を起こしてみませんか?
ここでは食用になる花を紹介します。

 

エディブルフラワーになる園芸花

食用になる花は多くありますが、ここでは園芸種のものを記載します。
お庭に植えれば花の時期には観賞して楽しみ、摘んで料理にして楽しめます。

 

コスモス

  • 開花期:6~11月
  • 食べ方:生食

初夏から咲き始めるキク科の一年草。
食べる時は花芯は使わず、花びらのみを使います。
洗ってサラダに散らします。

 

ストック

  • 開花期:3~5月
  • 食べ方:生食、添え花

カラフルで切り花としても華やかなストック。
スパイシーな香りがあり、花びらは柔らかく食べやすい。
ピリ辛なのでサラダのアクセントに。

 

タチアオイ(ホリホック)

  • 開花期:5~9月
  • 食べ方:生食、スープ、甘酢漬けなど

花びらはチーズとも合う。
背丈は1~2mになる大型の草花で、朝に開花し夕方に閉じる1日花。
梅雨入りの頃、茎には複数の花がつきます。

 

ダリア

  • 開花期:7~10月
  • 食べ方:生食、天ぷらなど

キク科の多年草で、一重の品種もあります。
この姿のまま天ぷらにするとサクサクしておいしくいただけます。
また、密集した花びらをバラしてサラダに散らすと彩り鮮やかに。

 

ナスタチウム

  • 開花期:4~7月・9~11月
  • 食べ方:生食、漬け物など

花期が長く、長期に渡り収穫できます。
花や葉には爽やかは辛味があります。
鮮やかなオレンジがサラダや料理のトッピングに映えます。

 

ハイビスカス

  • 開花期:6~10月
  • 食べ方:天ぷら、乾燥させてお茶、薬用酒

ハイビスカスには数多くの種類がありますが、食用になるものはブッソウゲのみ。
食用ハイビスカスをキーワードに探しましょう。
ビタミンCをたっぷり含み、美肌にも効果的。

 

フヨウ

  • 開花期:8~10月
  • 食べ方:生食のみ

中国原産で暖地に生育する落葉低木で1.5~3m。
フヨウの花は朝に開き夕方には閉じてしまいます。
香りは少なく、サラダなどに利用しやすい。

 

ムクゲ

  • 開花期:6~10月
  • 食べ方:生食、つぼみを乾燥させてお茶

インド原産、韓国の国花で1日花。
樹高は3~4mでフヨウより高い。
花びらは生で食べると絹のような繊細な食感。
つぼみを陰干ししたものを木槿花(もっきんか)と呼び、下痢や腸出血に効果があります。
根皮や葉にも薬効があるといわれています。

 

リナリア

  • 開花期:3~7月(品種による)
  • 食べ方:生食、蒸し物、炒め物など

カラフルな花で、草丈は1mにもなります。
サラダに入れると一気に見た目が華やぎます。

 

その他食用になる野草花

上記の花は園芸種でしたが、野山を歩くと食用になる花を見かけます。
ここでは身近なものから見つけにくいものまで9種類紹介します。

 

イカリソウ

  • 開花期:4~5月
  • 食べ方:おひたし、酢の物

写真の黄色だけでなくピンクや白色もあります。
山地や雑木林で見られる花で、山野草として庭で栽培されることも。
詳しくはこちら

 

カタクリ

  • 開花期:3~5月
  • 食べ方:天ぷら、おひたし、酢の物

地下の鱗茎は片栗粉の原料として使われ、花はやさしい薄紫色。
山に入っていかないとなかなかお目にかかれません。
詳しくはこちら

 

コブシ

  • 開花期:3~5月
  • 食べ方:生食、酢の物、揚げ物、お粥、花酒、花茶

コブシの花には薬効があり、頭部の病気に良いとされています。
花は傷みやすいので若いものを採取し、すぐに使いましょう。
詳しくはこちら

 

ツバキ

  • 開花期:11~4月
  • 食べ方天ぷら、酢の物、おひたし、和え物、ゼリー、ジャム、お茶

ツバキの花はまるごと天ぷらにすることもあります。
しかし花が大きくしっかりしているため、扱いが難しい場合も。
そんな時は花びらだけを使うようにしましょう。
同じ時期に咲くサザンカの花も食用になります。
詳しくはこちら

 

ツリガネニンジン

  • 開花期:7~9月
  • 食べ方:生食、酢の物

山菜としても知られ、花はかわいい釣鐘型。
味は無いのでサラダのトッピングにも利用できます。

 

ツユクサ

  • 開花期:7~9月
  • 食べ方:生食のみ

早朝に咲き昼過ぎにはしぼむ1日花。
ツユクサの花は加熱するとしぼむので、生のまま使います。
サラダのほかゼリーやアイスキューブに閉じ込めても。
詳しくはこちら

 

ニリンソウ

  • 開花期:4~5月
  • 食べ方:生食、酢の物など

ニリンソウは全草食用できますが、葉がトリカブトと似ているため誤食事故の起きる植物。
しかし花は全く似ていないので、この白い花を目印として採取されます。
詳しくはこちら

 

ホタルブクロ

  • 開花期:6~7月
  • 食べ方:酢の物、サラダ、お吸い物、ゼリー

かわいい釣鐘型の花。
最近は民家の庭の植え込みでも見かけるようになりました。
山地に自生するヤマホタルブクロの花も食用になります。
詳しくはこちら

 

ヤブカンゾウ・ノカンゾウ

  • 開花期:6~8月
  • 食べ方:和え物、酢の物、天ぷら、炒め物、スープ

土手や畑の脇などでも見られるヤブカンゾウやノカンゾウ。
どちらも同じように食べられますが、ノカンゾウよりも八重咲きのヤブカンゾウの方が食べ応えがあります。
詳しくはこちら

 

エディブルフラワーまとめ

いかがでしたか?
来客時の食卓にエディブルフラワーを使えば、その料理はご馳走になります。
笑顔あふれるおもてなしに早変わりすることでしょう。

この記事で紹介できなかった、食べられる花はまだまだ沢山あります。
過去の花の砂糖菓子の記事花酒の記事もぜひ参考にしてみてください。

 

参考にさせていただいた本

この記事の作成にあたって以下の本を参考にさせていただきました。

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